今年は中紀の磯底物が好調だ。しかし、台風の連発でサオ出しできる機会が非常に少ない。シケの合間を狙って出かけるしかない。なかなか思うようにいかないものだ。10月前半、石物を狙いに中紀・由良町大引の磯へ釣友と釣行した。
アタルも乗らず・・
この後のアタリは、サオ先が入りそうで入らない。二人ともイライラする。
根気よくエサ打ちを続けていると、私のサオ先が引き込まれた。先の2発のような入り方ではない。よく走り回るが重量感が乏しい。浮かせたのは35cmのイシガキダイだった。
「こいつがエサを取っていたのか」と二人で顔を見合わせる。
粘りの釣りで
この後もなかなかサオが入らずに、エサのウニだけを取られてしまう状況が続く。魚もエサと仕掛けを覚えてしまったのか、なかなか食い込んでくれない。ジリジリしながらエサ打ちを続ける。
その甲斐があって私と川田さんに1匹ずつイシダイが食いついてきた。だが型は私が34cm、川田さんが31cmのサンバソウクラスだった。
お昼ごろからウネリが次第に大きくなってきている。磯際には大きなサラシができる状態になってきた。どうも渡船最終の午後4時まではやれそうにない。高場までウネリが洗う状態になってきたので、午後2時に納竿することにした。
最終釣果
この日は、釣り人がエサを入れていない状態でありながら2匹ずつの石物をゲットできた。中紀・大引の好調はまだまだ続きそうだ。
<週刊つりニュース関西版 APC・木村俊一/TSURINEWS編>
上野渡船