イサギの定番料理と言えば刺し身と塩焼き。いずれも「シンプルに美味い」。今回は「イサギのアクアパッツア風」を紹介。皮のパリパリ感が病みつきになる。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
イサギの旬
イサギの旬は晩春から初夏。九州地方では4月後半から「腹パン」が見えだし、6月上旬まで釣れる。このころは腹が太く、脂ののりも最高だか、真夏に向けて脂は落ちていく。
アクアパッツアとは
アクアパッツアとは西洋料理のひとつで最近、若い世代に人気がある。簡単にいうと、オリーブオイルに魚とトマトを入れて煮込む調理法だ。
下処理
持ち帰ったイサギは頭とワタを取り、ウロコを剥ぐ。ワタを取る時、真子や白子が入っている場合は、これらを傷付けないよう慎重に。
白子などは別の料理で使うため、ひとまず保存。今回は身の部分を使用する。
3枚おろし
下処理が済んだら、3枚におろす。ウロコがない分、まな板の上で滑りやすいので、慎重に。おろしにくい時はキッチンペーパーなどを敷いてから行うといいだろう。
面倒な作業
3枚におろしたあとは腹骨と中骨を取る。
中骨は市販の骨抜き(調理器具)を使って丁寧に抜いたほうが、たくさん身が残る。面倒な作業だが、できあがりが最高にいい。
ニンニクとプチトマト
ここからは最後の工程。本来のアクアパッツアはオリーブをたっぷり使うが、ここは時短&節約。まずはフライパンに荒切りにしたニンニクを入れ、キツネ色になった時点でプチトマトと魚を投入。
魚の皮目がパリッとなれば食べごろサイン。シンプルに塩コショーでいただく。トマトがアクセントになり、かなり美味しい。
<松田正記/TSURINEWSライター>