5月中旬、静岡県の沼津港へキス狙いで釣行してきた。先日の大雨による海底の多くの川ゴミに苦戦の投げ釣りとなったが、朝の短時間で15cm級のキス4尾と釣果を得た。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎)
沼津港で投げキス釣り
5月中旬、静岡県の沼津港に向かう。当日は午前中から雨予報が出ていたので、降ってきてもすぐに車中へ避難できる場所として、車の横付けが可能な同港を選択した。
8時ごろに到着。まだ雨は降り出していないが、空はどんより曇っていて肌寒い。雨雲レーダーを気にしながらの釣りとなった。
当日のタックル
タックルは港内仕様で、ロッドが振り出しの25号負荷、中型投げ専用スピニングリールの組み合わせ。ミチイトはPEライン0.8号、天ビンはL型固定25号。仕掛けは6号の4本バリで、エサはジャリメを使用した。
2投で2尾のロケットスタート
岸壁の右端に釣り座を構え、第1投は港内中央へ4色。イトフケを取ってから竿を竿掛けに立てかけると、すぐに竿先が2度3度お辞儀をしてアタリを伝えてきた。
巻き上げを開始すると、海中に白い魚体がぼんやりと見え、15cm級シロギスをキャッチ。
2投目も同じような展開で追加し、2投で2尾とロケットスタート。だが、その後が続かない。
置き竿で狙う
仕掛けをサビくと、毎投ハリにゴミが掛かってくる。そのゴミは海藻ではなく、田んぼにある枯れた茎や落ち葉など。その様子を見ていた常連が、「この間の大雨で狩野川が増水し、港内の岸壁上にも水が上がってきて、海中も川ゴミだらけになってしまった」と教えてくれた。
海底には多くのゴミがまだ留まっていて、仕掛けをサビくことができない様子。そうなると、投点を投入ごとに変えて、置き竿で狙うしかない。
当日の釣果
それを実践すると、ゴミの掛かる率が少なくなったが、魚からのアタリもあまりない。メゴチ、サビハゼに交じって本命2尾を追加したところで、雨雲レーダーが雨の接近を知らせてくれたので10時に納竿。釣果はシロギス4尾で、短時間ながらも雨に濡れずに釣りができてよかった。
港内のゴミは当分の間解消しないと思われるが、海底だけなのでサビキやウキ釣りには関係ないだろう。投げ釣りは、しばらく休みの模様。
<週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎/TSURINEWS編>
沼津港