5月上旬に、揖斐川(油島)へウナギ&マダカ狙いで釣行してきた。釣果は、本命の丸々太ったウナギ62、59cmを手中、その模様をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・桑山卓久)
揖斐川でウナギ&マダカ釣り
4月は例年以上に朝晩の寒暖差が大きく、天候の安定しない日も多かった。また山側の雪代が多く、これまで木曽三川の水温変動は大きかった。春先の釣れだしは昨年と変わらなかったが、先の理由から時間帯やポイントのムラが多かった。
しかし、5月に入り水温が安定してきたことで川の状況は少しずつ良くなってきた。それに伴いウナギやマダカの釣果を耳にするようになった。
今回は5月上旬、揖斐川(油島)のウナギ&マダカ釣りを紹介する。
揖斐川の状況
前日、山では大雨警報が発令された。朝方、河川ライブカメラで状況を確認すると、木曽川(立田大橋周辺)の河川敷は水没していた。当初は木曽川で上りマダカを狙う予定でいたが、サオが出せる状況ではない。
揖斐川は、山側の雨もひどくなかったようで、木曽川のような水位高ではない。水中の状況は分からないが、十分サオは出せそうだ。すぐに出かけようか迷ったが、この後に水位が上がる可能性もあるため、夕方まで状況を見守ることにした。
夕方になり、どちらの河川も状況は変わらないため揖斐川へ向かう。水の濁りを考慮してマダカ&ウナギをセットで狙うことにした。
午後6時すぎに家を出発して釣り場へ向かう。場所はホームグラウンドの1つである油島のポイント。現場に到着すると、川はササ濁り程度で、山からの流木はほとんど見受けられない。十分サオを出せる状況だ。満潮までには時間があるが、夕マヅメなので急いで準備に取り掛かる。
当日のタックル
当日の道具立てはウナギとマダカを兼用する。4.2mの投げザオ、5000番クラスのリール(ナイロン5号150m巻いたもの)、中通しテンビン(スパイクオモリ30号)、岬オリジナル仕掛け(セイゴバリ15号)だ。
サオ数は2本、エサはアオイソメとミミズ。川は比較的穏やかなので、沖めのカケアガリに1本、ヨシに隣接した手前のカケアガリに1本、仕掛けを投入する。沖はアオイソメの房掛け、手前はミミズだ。
ウグイにマブナとアタリ続く
しばらくすると、沖のサオ先につつくようなアタリ。その後、大きなアタリへと変わる。アワセを入れると、手元にずしりとした重量感。しかしエラ洗いはなく、右へ左へと強く抵抗するばかり。上がってきたのは丸々太ったウグイ35cm(すぐにリリース)。
しばらくすると手前のサオにもアタリがあり、体高のあるマブナ43cm。雨後なので支流から入り込んできたのだろう。
その後は沖、手前ともにアタリはあるが、エサがかじられていたり、きれいになくなっていたりとハリ掛かりまでには至らない。正体は分からないが、アタリは続くので粘り強く釣りを続けた。
本命ウナギ60cm級登場
そして午後8時すぎ、沖のサオに突然大きなアタリ。重々しい引きとともに上がってきたのは、丸々太ったウナギ62cm。それから30分がたったころ、手前のサオにも同様のアタリがあり、ウナギ59cmをゲットした。
直後には沖のサオにセイゴ36cm。
しかし、その後は再びつつくようなアタリばかり。ハリ掛かりもなく、あえなく納竿となった。次回はマダカにリベンジしたいと思う。
<週刊つりニュース中部版 APC・桑山卓久/TSURINEWS編>
(提供:週刊つりニュース中部版 APC・桑山卓久)
揖斐川・油島