春のにおいが!3月31日の夜、最近調子の良いヤリイカエギングにアオリイカの調査も含めて行ってきた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・東川久美子)
アオリ狙いのエギング釣行
場所は若狭湾。福井県・若狭町にある世久見漁港付近の遊歩道近くに釣り座を構えていざキャスト。夕マヅメに間に合ったのでガチでアオリイカを狙う。
キャストしてテンションフォール。少しステイさせ、ゆっくりと大きめのシャクリをひとつ……、からのジャークを軽~く入れてステイ。エギを抱く間を作って、また同じようなアクションを入れる。
ヤリイカがヒット
「簡単には釣れませんねー」と思った矢先、ジィージィーッとドラグが鳴り、ラインがかなり出た。ステイ中にイカさんがエギを抱いて逃亡を図ったか。ドラグを締めてゆっくり巻いて寄せてみると、丸々と太ったヤリイカさん。なんと1投目から大当たりだ。
春の使者コウイカ登場
気を良くしてすぐにキャスト。釣れた場所付近にキャスト。同じアクションを入れて次のアタリを待つ。この日は風がなく、波もなく水面が鏡のようで今が満開の桜の葉がチラホラ水面に……。見上げれば紫とオレンジのグラデーションが、ひときわエギング魂にスイッチを押してくれているロケーションだ。
もうエギング最高!と思いながらの楽しい時間。時折なんらかのエギへのチェイスもあり、やる気は維持しつつ気合が入る。
本来であれば釣れて楽しいこの時間。釣れなくでも心ウキウキ、絶景とロケーションが私の背中を押してくれている。そんな時、何かがエギを抱いて重たくなった。リールのハンドルを巻いてみる。根掛かりではないのだが、ヤリイカとは違って重い。
一生懸命巻いて寄せてみると、太いゲソが見えた。釣り上げるとクルクル回り始めた。あら!春の使者コウイカさんだ。今年初めてのコウイカさん。かなり興奮しているご様子で、エギを外してしばし墨を吐いていただいた。
3時間で5匹キャッチ
落ち着いたタイミングでジップロックに入ってもらい、すぐにお友達を狙ってキャスト。この日は同じアクションを続けつつ、エギのローテーションはこまめに行う。下地やカラーを変えながら、丁寧に丁寧に底を取り続けた。
この日はササミを巻いてのエギングと、ササミなしでのエギング。様子を見極めながらキャストし続けてポツリポツリの釣果。3時間あまりのエギングだったが、なんとかコウイカ、ヤリイカを5匹釣ることができた。
余談だが、イイダコさんも2匹抱いてきたが、こちらは海にお帰りしてもらい、十分に満足のいくエギングになった。釣友もしっかりお土産を釣ることができ、満足のエギングになった。
<週刊つりニュース中部版APC・東川久美子/TSURINEWS編>
世久見漁港