桜も満開となり、ナマズのトップウォーターゲームが楽しい季節となった。そこで3月30日の夜、様子見も兼ねて愛知県稲沢市を流れる日光川に出かけてみた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
夜のルアーナマズ釣り
到着は午後8時。水位はやや低めだが、前回の雨でソ上していることを期待して支流域のエン堤周りからスタートする。先発ルアーは定番のジッターバグ。ルアーがアクションする最低限度のスピードで誘っていく。
バラシ多発
その数投目、パフッという控えめな捕食音が聞こえた。ヒットとまではいかないが、取りあえずいるのは分かった。同じ場所を狙うと、今度はヒット。数回の追いアワセを入れ、慎重にファイトする。
ところが、足元まで寄せたところで無念のバラシ。ナマズは捕食が下手な上に口の周りが硬く、どうしてもミスバイトやバラシが多発してしまう。
気を取り直して続投すると、今度はチュパッという捕食音。アワセと同時に20cmほどの魚が水面から飛び出し、そのまま外れてしまった。
ひとしきり探ったところでルアーをふく零に変更。アクションを変えることで、ジッターバグに反応しない魚を拾っていく。答えはすぐに出たが、これまたバラシ連発。狭い支流で4回のバラシはさすがに痛い。
53cmナマズ顔出し
ポイントも荒れてきたので、最後に一縷(いちる)の望みを託して、ジッターバグジョイントをキャストする。
すると願いが届いたのか、重苦しい捕食音とともにルアーが消えた。慎重に慎重を重ね、無事に抜き上げたのは53cmのミドルサイズ。お世辞にも大物とは言いがたいが、念願の初モノにようやく肩の荷が下りた。
45cmナマズ手中
ここでさらに上流へと移動。実績場を順に探っていくが、2つめのエン堤を越えたところで反応が途絶えた。どうやらここまではソ上していない雰囲気なので、最後は日光川本流に移動する。
本流も水位はやや低めで、流れもほとんどない状況だ。遠投して沖目を探ると、川の中心近くでポツポツと反応がある。ただ、食いが浅いのか、ここでもバラシ連発だ。そろそろ諦めようかとラスト1投。ふく零が着水すると同時に水柱が上がり、緩んでいたラインが一気に走る。
この日10回目のヒットは、やや小振りの45cm級。無事にキャッチできたことに満足し、午後10時に終了とした。