桜の花も満開で、春本番になってきた。冬場は荒れる日が多い日本海もこのころから穏やかになってくる。海の中の魚たちもベイトを追って少しずつ浅場へ差してくる。中でも面白くなるのが、乗っ込みマダイだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・小松大佑)
レンタルボート釣行
釣行は4月1日。当日は福井県敦賀市沓のマリンサービス宗にお世話になり、レンタルボートで楽しむことにした。レンタルボートであれば、気の合った仲間たちと気軽に楽しめる。情報によると敦賀沖の水深100~130mラインで、1~2週間前からマダイ、シーバスが釣れ始めたとのこと。
早速船に荷物を乗せポイントに船を走らせる。土曜日ということもあり、すでに多くの船がポイントに集まっていた。焦る気持ちを抑えてタックルを準備する。
タイラバでアマダイ
当日はタイラバとライトジギングの2セットを用意しており、まずはタイラバで様子を見る。水深が深いので確実にボトムが取れる150gのタイラバをチョイス。しばらくするジグで探っていた釣友にヒット。上がってきたのはきれいなシーバスだ。続けて釣友はジグで60cm程度の良型マダイを上げた。
タイラバで探っていた私にもアタリがあったが、上がってきたのはかわいいアマダイだ。
これはこれでうれしいが、狙いは乗っ込みの大型マダイ。ジグの方が反応が良さそうなので、タックルを持ち替える。120gのジグを付け、ジグをあまり暴れさせないように水中でスイミングさせるように誘っていく。
ジギングで70cm級シーバス
ボトムから10m程度誘い上げてジグをフォールさせようとした瞬間、食い上げるようなバイトがあった。しばらくやり取りをして上がってきたのは70cm程のきれいなシーバスだ。
タモ入れしたシーバスが吐き出したのは、まだ消化していないホタルイカ。ホタルイカがメインベイトのようで、ボトムにジグを落としてスーッとスイミングさせ、ジグを追わせてストップした瞬間のバイトが多く、これが当日のパターンのようだ。
シーバスの活性が高く、良型がコンスタントに上がる。その合間に珍しいゲストのマトウダイやヤリイカ、アマダイ、チダイ、レンコダイがヒットしてきて船上をにぎやかにしてくれた。
周りの船を見ていても、コンスタントにタモ入れしている様子が見られ、海の中の魚たちの活性の高さがうかがえた。