愛知県知多郡武豊町・中山温排水へアジ狙いで釣行してきた。当日は、トリックサビキ仕掛けが一瞬の回遊に効果を発揮して確実にキャッチできた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)
中山温排水でアジ釣り
3月中旬の中潮。前日は海水温が15度(豊浜は12.5度)あったため回遊魚が期待できると思い、愛知県知多郡武豊町にある中山名古屋共同開発名古屋営業所が開放してくれている中山温排水へ釣行した。
到着した時刻は正午、上げ潮だ。外気温は11度、少し雨が降っているが風はなく過ごしやすい。
武豊1号地(作業中は注意)に駐車してポイントまでは10分ほど歩く。この釣り場の特徴は、温水が出ているので冬でも魚影が濃いということ。ほとんどの釣り人が温水機内側でクロダイ狙い。エサはイワムシやカニ、ジャムシが効果的だそうだ。
タックルは2刀流
ポイントに到着すると、5人がクロダイ狙い、1組のファミリーがサビキ釣りをしていた。
私の狙いは回遊魚なので外側に釣り座を構え、タックルは2本用意する。
当日の仕掛け
1本目はサビキ用タックル。エサはシロメ、ママカリサビキ4号、下オモリ10号。流れがあるためカゴにアミエビを入れても流れてしまう。
2本目はライトタックルに胴つき仕掛け3号、下オモリ5号、エサはゴールドイソメ。サオ受けに2本のタックルをセットしてアタリを待つ。
海水温をチェックすると15度……。おそらく温水は出ていない。海面を見ると、ボラの群れと稚アユがたくさん泳いでいた(※稚アユの採取は5月10日、木曽川地区では5月末まで禁止)。
1時間が過ぎてもアタリはない。胴つき仕掛けを持って歩きながらヘチに落としていくが…。
良型アジを連釣
さらに1時間が経過したころ、サビキのサオに強烈なアタリが。ボラかなと思いながらすかさずサオ受けから外して慎重に仕掛けを巻き上げると、なんと良型のアジが2匹。すかさず仕掛けを投入すると、すぐにアタリ。良型アジが連続で釣れた。
さすがにエサが取れているのでスピード付け機でシロメを付け直す。そしてアジの回遊を足止めするためにシロメをまく。
もう1本のタックルもトリックサビキに取り替えてこちらもアジ狙いに変更するが、ここから1時間アタリはなかった。
回遊を捉えることが大事
午後1時を回ったころ、強烈なアタリがサオを揺らした。すかさずサオ受けから外して巻き上げると、上がってきたのはボラ。やはりこれだけの数のボラがいると釣れてしまう。
シロメを付け直して再投入すると、すぐアタリがあり上がってきたのはアジ。手返し良くアジを外して仕掛けを投入するもアタリはなくなり、午後2時に納竿。