秋となり山々も沢山の鮮やかな色合いで季節の変わり目を知らせてくれています。そうなると東北地方はいよいよロックフィッシュのシーズンに突入!シーズン初期の今回はボートロックゲームでモンスターフィッシュを狙ってきましたのでその魅力をご紹介します。
今回乗船したルアー船
今回私が乗船した船は万石浦から出船している「龍颯丸」です。
こちらは牡鹿半島、田代島、網地島、金華山周りを案内してくれるルアー船となります。ワイワイ賑やかな船長なのでとても乗っていて楽しい船です。
ポイントも多く知っているため状況的に困った時でも別のポイントへ出向く判断の速さはとても頼りになります。
もちろん釣らせるのも上手い船長ですので皆さんも機会がありましたら是非乗ってみて下さい。
網地島周辺からスタート
まず万石浦から龍颯丸に乗り朝日に祈願してから出船です。
この日の天気は快晴で波も無く本当に釣り日和でした。水温は15℃でロックフィッシュを狙うには十分。
港からは船でおよそ30分程度で網地島周辺のシャローへ。ここでまずは朝一の反応を探っていきます。
ここではなんと同行者が一投目でベッコウゾイをゲット!貴重な魚の登場に船内はテンションアップです。
しかしこのまま反応が続くかと思いきや、アタリもほとんどなくかなり渋い状況。
ポイントを転々とするもどこも同じ状況のため、早々に大きく移動することを決断します。
金華山へ移動し1尾目!
網地島から移動すること20分で金華山のお目当てのポイントへ。
先ほどのシャローとは違い、今度はシャローとミドルディープが絡んだポイントを選択です。
ここでは先ほどの網地島とはうってかわり反応が良好。絶えずアタリがあり元気な40アップのアイナメが姿を見せてくれてました。
海藻の発育も良く、偏光グラス越しには岩にたくさんの海藻が付いているのが見て分かる程です。
このようなところはスポーニングに絡むロックフィッシュが多く生息しているため、そのタイミングにバッチリと当てはまったようです。
大物ヒットも!?
ポイントを転々としていきアイナメラッシュの中やはり釣りたくなるのがベッコウゾイ。
時間もお昼となり渋い時間帯に突入しておりましたが、ここで少しだけ船を走らせてポイントを移動します。
次はミドルディープがメインで、すぐ近くにはディープがあるポイント。岩盤が垂直に切り立ったポイントなので、一気に水深が深くなったりもします。こういうところはベッコウゾイの期待大!
私は先ほどの釣り方では無く少しタイトに根にアプローチする作戦に変更。しばらくするとロッドにアタリとともに重みが乗ったため、これはもしや!?と期待を込めてのフッキング!
しかしまさかのすっぽ抜けでヒットにはならず。フックはかかってない為また来るはずと信じてリフト&フォールをすること1回目、またしてもバイトが!
モンスター級ベッコウゾイ!
追い食いをしてきたようで今度は逃すまいとしっかりとルアーを喰わえたことを確認してから一気にフルフッキング!
ロッドティップはがつんと真下に向きベリーも良い感じに弧を描いております。手元に伝わるこの重量感、デカイ!
これは絶対にバラせないと集中してファイトをしていきますが、途中でラインが根に擦ったりしてヒヤヒヤする場面も。しかし焦らずじっくり魚と距離を縮めていき魚も観念したのか水面に浮上。
釣れたのはなんとプリスポーンのベッコウゾイ!腹がパンパンで怪獣みたいな顔をした個体です。ウェイトはなんと2.4kg!
まさにモンスター級のハイウェイトなベッコウゾイが姿を見せてくれました。あまりにも嬉しくて歓喜の叫びをしてしまいましたね。これがあるからボートロックゲームは夢があります。
また、船長の的確な判断のお陰で釣れた一本。本当に貴重な記憶に残る魚となりました。