2月中旬、低水温で魚たちの動きが鈍くなり対象魚が絞られるのだが、冬ならではのターゲットであるメバルは厳冬期でも楽しませてくれる。この時期は産卵を終えてアフター回復し、少しずつ活動が活発になってくる。そのメバルを狙って2月10日、天草方面へ車を走らせた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・花田浩晃)
天門橋周辺でメバリング釣行
まず入ったのは大矢野島に架かる天門橋周辺のポイント。産卵に入る前は比較的状況が良かったポイント。ここは遠浅なので根掛かりしやすいヘビージグ単よりプラグが有利になる。
ビッグヒップKBF(キックバックフローティング)プロトを流れに対してクロスでキャストし、たまにトゥイッチをいれて明暗までドリフトさせていくと「カッ!」と金属的なアタリがあり、すかさずアワせてヒット。シーバスっぽいアタリと思っているとエラ洗いし始めた。キャッチしたのはヒラセイゴ。
再びキャストするとまたもヒットで次はマルセイゴだった。再びキャストするとまたもヒラセイゴがヒットしたがバラしてしまった。
その後はアタリがなく、シンペンやジグ、テールスピンジグなどルアーローテーションしたが、反応がなく場所を移動。
移動先は本命の気配濃厚
次に入ったのは、天門橋をすぎた先にある小さな橋下のゴロタ場。海の様子を見ているとたまにライズしている。これはメバルっぽい。
期待してサスペンドプラグであるビッグヒップHBをキャストし、潮目でたまにトゥイッチを入れアピールさせて常夜灯の支柱の影までドリフトさせて行くと「グッググン!」とひったくるアタリがあってアワせたが、残念ながらフックアップしなかった。
再びキャストすると、またもアタリ。しかし、フックアップさせて乗ったと思った瞬間バラしてしまった。
次こそはとキャストするとアタリがない。やはりアミパターンのようで反応が渋い。連続でバラしてスレたかもと場所を10分ほど休ませてやると、再びライズが発生してきた。
25cm良型メバル手中
すかさずキャストするとまたアタリがありヒット。しっかりとアワせてフックアップさせた。下に突っ込むように走るので、ボトムにスタックされないようにドラグを締め強引に浮かせる。良い型だ。しかし、よく見るとリアフックしか掛かっていない。なんとか慎重にやり取りしキャッチしたのは25cmのメバル。良型に思わず頬が緩む。
再びキャストするとアタリがあるがラインが走らない。そのままドリフトさせていると違和感があり、そのままモゾモゾしたアタリが続いたのでアワせるとヒット。これもなかなかの引き。キャッチしたのは同サイズ。