堤防フカセ釣りで36cm頭に数釣り達成【表浜名湖】車横付けポイントで連打

堤防フカセ釣りで36cm頭に数釣り達成【表浜名湖】車横付けポイントで連打

外海の影響を大きく受ける静岡県の表浜名湖と呼ばれるエリアでは、12月初旬からフカセ釣りやダンゴ釣りでクロダイの好釣果が続いている。型は中~小型が中心となるが、アタリが多く数釣りが楽しめるようなので、2月14日に釣行してきた。その時の様子を踏まえながら、フカセ釣りで狙う表浜名湖のクロダイを紹介していきたい。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)

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海釣り 堤防釣り

表浜名湖の網干し場

浜名湖に釣行する時、注意しなければならないのが潮の干満時間。表浜名湖は潮流が速く、ポイントによって干潮では激流で釣りにならず、前もって確認する必要がある。

今回釣行先は表浜名湖のメジャーポイント、舞坂漁港の網干し場だ。ここは上げ潮ポイントで、沖の方を速い潮が流れ手前の緩くなる反転流を狙うのがセオリーだ。

堤防フカセ釣りで36cm頭に数釣り達成【表浜名湖】車横付けポイントで連打表浜名湖全体図(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)

網干し場について

当日の潮見表では午前4時16分が干潮となっていて、網干し場では時間差がありプラス2時間の6時ごろに干潮の潮止まりを迎えて、上げ潮を狙う絶好のタイミングとなる。

有料駐車場やトイレも完備されていて安心して釣りができ、足場もフラットでのんびり釣りができるのが魅力だ。

堤防フカセ釣りで36cm頭に数釣り達成【表浜名湖】車横付けポイントで連打網干し場ポイント図(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)

網干し場で実釣

当日は6時ごろ駐車場に到着。網干し場は西の大曲がりに近いほど足元の敷石やストラクチャーがきつい。やり取りに注意が必要なので、ゆっくりやり取りを楽しめる真ん中辺りに釣り座を構えて、さっさと準備して6時半ごろから釣りを始めた。

天気は晴れで申し分ないが、前日確認した通り西寄りの風が強く吹いて早朝で4m。時間の経過とともに7mの爆風となる予報。横風なので頑張れば釣りができる状況だ。

堤防フカセ釣りで36cm頭に数釣り達成【表浜名湖】車横付けポイントで連打足場のいい護岸が続く網干し場(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)

当日のフカセタックル

クロダイ狙いとなれば軟調ザオでのやり取りが楽しいので00号をいつも使用しているが、この日は爆風なので余計なサオブレを押さえるために、0.6号をチョイス。

浜名湖は釣れてくる魚種も豊富で、40オーバーのグレや青物などケダモノクラスがアタってくる夢のあるエリアなので、1~1.5号をチョイスするのもアリだと思う。

堤防フカセ釣りで36cm頭に数釣り達成【表浜名湖】車横付けポイントで連打タックル参考図(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)

リールとライン

リールは2500番程度のレバーブレーキ付きスピニングリール。フカセ釣りでは魚とのやり取り時やタモ入れ時などの所作の中でミチイトを出し入れするので、レバーブレーキ付きが便利。ミチイトはナイロンライン1.5号程度で良いが、私はフカセ用のPEライン0.6号を使用。

強風時では仕掛け投入後にミチイトを風に取られないように海面下にナジませる必要があり、海中にサオ先を突っ込んでミチイトを巻き取るのだが、ナイロンの3分の1程度の巻き取り量でナジんでくれる。

さらに細いおかげで風の抵抗を受けにくく、仕掛け投入後のミチイトの管理が楽にできるメリットがあるので、メインラインとして使用している。これにショックリーダーとして1.5号のフロロカーボンラインカーボンを5m結んで使用した。

堤防フカセ釣りで36cm頭に数釣り達成【表浜名湖】車横付けポイントで連打もちろん磯ダモは必須(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)

ウキとハリス

ウキはクロダイ狙いだと円すいウキより棒ウキをメインに使用してアタリを見て楽しんでいる。いつもはT‐LANCERとスリムグレ自立を使用しているが風によるふらつきを考慮して、この日はスリムグレ自立の00号を選択。この2品種は棒ウキの中でもコンパクトなクラスなので操作性、取り回しが楽だ。

ハリスはフロロカーボンライン1.5号を2ヒロ。ハリはオーナー遠投ハヤテ6号でスタートし、状況に合わせて各号数を変更しながら攻めていった。

堤防フカセ釣りで36cm頭に数釣り達成【表浜名湖】車横付けポイントで連打ウキはT-LANCERとスリムグレ自立。当日はスリムグレを使用(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)

実釣開始も爆風で…

まずは際から10mの近距離からスタートすると、1投目からハリがなくなった。前情報で聞いてはいたが、フグの活性が高くてさしエサが持たない。

さしエサはオキアミを中心にむき身やオキアミボイル、サナギ、マルキユーの食わせコーンに練りエの食い渋りイエローや荒食いブラウン、高集魚レッドなど複数用意。全部試したが全く残らないので、徐々に沖に投入点を変えて攻めてみる。

すると25~30mラインでボイルと練りエが残りやすいので、重点的に攻めてみる。しかし結果が出ないまま時間が過ぎていき、さらに爆風が正面寄りに変わってきて飛沫をかぶる始末(泣)。

見切りをつけて風を避けられそうなポイントへの移動を決断した。

堤防フカセ釣りで36cm頭に数釣り達成【表浜名湖】車横付けポイントで連打サシエはオキアミ、練りエ、コーンなど(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)

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