冬磯でうれしいゲストとして人気があるスマガツオ。冬から春は脂がのっておいしい。今回は釣り好き店主(藤まる食堂)がおすすめする「スマガツオのうす塩」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
スマガツオの釣期
九州地方で釣れるスマガツオの釣期は、晩秋から春先まで。クロやヒラマサ釣りのゲストとして、たまにハリ掛かりする。序盤は脂が少なく、市場でも安価だが、真冬から春先に釣れるものは脂ものりのり。キロ当たり2,000円前後の高値がつくこともある。
スマガツオの下処理
まず、持ち帰ったスマガツオの背ビレを落とす。
この部分を落としておくと、包丁が入りやすくなる。次に頭とワタを取り、内側(腹側)を洗う。ちなみに血合いの部分はこそがなくてもOK。
サクにして皮を剥ぐ
下処理を済ませたら、サクの状態にする。1尾から4本のサクができるはずだ。同時に中骨と腹骨も取っておこう。
サク取りが終わったら、血合を削ぎ落す。スマとはいえ、血合はカツオの臭いが強くでる。
血合の処理が終わったら、皮を剥いでいく。皮は薄く、千切れやすいため、包丁をしっかり寝かせるのがコツだ。
分厚く切る
サク取りの次は刺し身にする。一般的には7~8mm幅で切っていくが、これよりも分厚く切るのがポイント。1.5cmほどでカットするといいだろう。要は大きく、ぶつ切りにする感じで。
塩でいただく
刺し身ができたら皿に盛り、軽く塩を振れば完成。タマネギなどのつまや、薬味は不要。シンプルに塩がおいしい。
参考までに塩は、荒塩や岩塩などの粒があるものが望ましい。魚のうま味と食感を大事にするためにも「うす塩」で。
<松田正記/TSURINEWSライター>