壱岐島は九州北部、福岡県と韓国の間に位置する離島です。福岡県からは約70kmほどの沖合に位置しています。離島と聞くと島民は数人程度と思われるかもしれませんが、現在の人口は約2万5千人。意外にも多くの人々が暮らしている島です。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター ツカサ)
壱岐島へのアクセス
この壱岐島へ行くには、長崎県・福岡県・佐賀県から飛行機・船などのアクセス手段があります。
博多港から高速船を利用すれば、約1時間でアクセスすることが可能なため、博多駅にさえ到着すれば、実は手軽に行ける身近な離島です。
日本有数の好漁場
この1時間の移動に対する費用対効果は絶大で、1度訪れれば必ずまた行きたくなる価値を感じるほど。何故なら、壱岐は玄界灘と呼ばれる日本有数の好漁場に浮かぶ島だからです。
透明度が高いことは勿論、エサとなる小魚が多く、青物などのフィッシュイーターの魚影も濃く、「非常に高いポテンシャルの海」が存在します。実際に壱岐へ向かう船の窓から外の様子を眺めると、進むごとに海の色は青さが増し、太く大きな周期のウネリを感じることができます。運が良ければトビウオが跳ね、乗船客をお出迎えする姿が見られるかもしれません。
壱岐の入口でさえも、離島ならではの「豊かさ」「生命観」を感じることができますが、これは玄界灘の高ポテンシャルな海の始まりの一部でしかありません。
釣りのフィールドは多彩
壱岐を構成する釣りのフィールドは大きく分けて5つ。磯、サーフ、小河川、漁港、堤防です。いずれのフィールドでも釣りを楽しむことができます。中でも漁港、磯は激アツのフィールドとなっています。
漁港は初心者に最適
漁港は初心者にオススメなライトゲームが楽しめる場所です。一般的な本土のフィールドとは、魚からの反応の数が圧倒的に違うことが特徴。壱岐ではジグヘットリグを用いて釣りをすると、ボウズということは絶対にあり得ません。必ず何かしらが釣れます。
そして釣れる魚も全体的にアベレージサイズが大きめ。例えば、個人的な壱岐のカサゴの平均サイズは23cmぐらいです。魚が大きいとアタリが明確で、ヒットを感じやすくなるため、初心者が釣りの感覚を身に着けるのに最適なフィールドになっています。
磯は経験者向き
一方磯は、経験者向きのフィールド。足場が整備されていないゴツゴツとした岩場であることは勿論、外洋の高波が直接当たることがあり、危険が伴います。ライフジャケット・磯靴・グローブなどしっかりとした装備と経験が必須な場所です。ややハードルが高い場所ではありますが、大物に出会えることがフィールドの特徴。
壱岐の磯の釣り物としては、ブリ・ヒラマサといった青物が陸から狙えます。それも時には1mを超え、10㎏を超える重さの魚が釣れます。釣りあげれば生涯の記録魚になることは間違いありません。大物を求め、多くの釣り人が全国から壱岐を訪れています。漁港のライトゲームと磯の大物釣りでは、釣りのジャンルは大きくことなりますが、どちらも釣り人にとって楽園のような世界と釣り場が広がっています。