埼玉県富士見市～ふじみ野市～川越市を流れる新河岸川放水路は、関東屈指の野釣り場と呼ばれるビン沼と直接繋がっているため魚影がとても濃い。一年を通して釣れるが、季節風に強いため今の時期は特に人気が高い。
（アイキャッチ画像提供：週刊へらニュース 棚網久）
TSURINEWS編集部
概況とポイント
川越市の渋井水門から新河岸川で分流し、ビン沼に繋がる三本木橋までの全長約1.2kmの一級河川。新河岸川が増水した時にビン沼を通して、最下流にある南畑排水機場を経て荒川に放水するために昭和61年に施行された。
概況図（作図：週刊へらニュース 棚網久）水深は平均1.5m前後。川は南北が高い土手で囲まれており、比較的季節風に強い。年間通して釣れるが、冬季に人気がある。
立堀橋から東大久保方向（提供：週刊へらニュース 棚網久）両岸とも護岸されていて、釣り台があればどこにでも入釣することができる。川幅は広い所でも15m強しかなく、この時期でも比較的短い竿で釣れるのが魅力の1つだろう。
立堀橋から下川久保橋方向（提供：週刊へらニュース 棚網久）毎日のようにエサ打ちされているので大きなポイント差はない。入釣しやすい場所を選ぶか、あえて人の少ない場所を狙うのもいいだろう。当然のことながら、人が並べば人災は避けられないからだ。
上手橋から金子街道橋方向（提供：週刊へらニュース 棚網久）周囲は民家が並んでいるため、ゴミの持ち帰りはもちろん、近隣住民に迷惑になるような行為は避けて、気持ちよく釣りができるように楽しんでいただきたい。
釣り方とエサ
一部浅ダナで狙える場所もあるが、今の時期は底釣りがメイン。ビン沼と同じで不規則な流れが出るためバランスの底釣りをする人が多いが、段差の底釣りも有効。ただし、日によっては一日中流れが出ることもあるので、ハリスオモリや軽めのドボン釣りもいいだろう。
タックル図（作図：週刊へらニュース 棚網久）8尺などの短竿を使用する人もいるが、基本的は12尺竿前後がお勧め。まれに長めの竿を振る人もいるが、15尺くらいまで用意していればいいだろう。
下川久保橋から上川久保橋方向（提供：週刊へらニュース 棚網久）仕掛けは道糸0.8号前後で、ハリスは道糸に合わせて0.4号前後。ハリは好みでいいと思うが、私はバラサ4号を基本に使っている。エサはバラケにグルテンのセットか両グルテン。明らかにヘラが近くにいるような状況なら、両グルテンでじっくり待つようにするのがいいだろう。
＜週刊へらニュースAPC・若松恵治／TSURINEWS編＞
新河岸川放水路
入釣料：￥400（現場徴収）。釣り台必携。
問い合わせ：ビン沼釣具 TEL=049（253）1489
