前回12月21日、伊豆大島での2022年の釣りを納竿しようと思った筆者でしたが、尺超えメジナを二匹では不完全燃焼の離島釣行となってしまいました。このままじゃ終われないと熱海初島での釣りを急遽計画。22年最後の釣りに挑んだのですが……。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター桂宏樹)
目次
静岡県熱海市初島へフカセ釣行
初島は相模灘に浮かぶ静岡県の離島であり、東京から非常にアクセスしやすい場所に位置する人気の高い釣り場です。
熱海港から船で25分前後、島全体が潮の流れが良いため多種多様な魚が島周りに生息しています。主に釣りができる場所は第1堤防と第2堤防の2か所です。
フィッシングショップサンワで準備
熱海港すぐ横にある釣具屋は朝早くから営業しており、釣りに必要な消耗品やエサが一通り揃えられます。
初心者の方用の低価格の竿セットの販売やレンタルも行っています。オキアミの解凍予約も対応していますが、休日かどうかは事前に確認しておきましょう。
船でゆったり初島へ
初島までは小型客船で向かいます。小型客船とはいえ、漁船より遥かに大型故に酔いにくく、船内はトイレや自販機もあり不自由しません。ただし、冬は風や水飛沫で体が冷えるので、甲板よりも船内客席で過ごす方が快適です。
当日のタックル
今回は第一堤防の根本側、待合所横の新堤防に釣り座を構えることが出来ました。
使用する仕掛けは基本下記の通りです。
磯竿:グレ用磯竿2号相当5.3m
リール:LBD4000番相当
道糸:ナイロンライン1.75号
ウキ:G2ウキ
ハリス:5m
ウキ下は4m。針から上50cmにガン玉G3を1つ。
この初島は私自身秋ごろから何度も通った場所のため、毎回エサ取りに苦労させられていました。伊豆大島と違い、小型のエサ取りが沸く前提の仕掛けで準備しました。さすがに12月末だからもういい加減エサ取りも少なくなっていると思ったのですが……。
まきエサにエサ取りの大群
自身の立ち位置から前方扇状にまきエサを数回ずつ全体に撒いて様子を見ることにしました。すると堤防足元から沖へ2mぐらいまでの日陰になっている部分はクロホシイシモチやネンブツダイの赤いカーペット状態。もう真っ赤っかです。(笑)
日が入る境界線から外洋側はタカベが乱舞してまきエサを食べてます。見るだけで疲れてくる光景で苦笑いせざるをえません。右も左も手前も奥も、まきエサを撒いたところにタカベスポットが増えていくだけでm散ったり寄ったりしない状況です。試行錯誤でなんとか乗り切ろうと思います。
後から知ったのですが、友人達の初島釣行の情報では23年1月中旬でも未だに大量に湧いているらしいです。
一投目からまさかのメジナ
まきエサで散らすのが難しいと判断し、過去の経験から用意したまきエサを一箇所に連続集中投下します。エサ取りがかわせないなら、一か所にドカ撒きして喰い切られる前に挿しエサを紛れ込ませ、エサ取り層を通過させるイメージです。
まずはこれで様子を見ようと思ったら、ウキがスッと海に消えていきました。合わせてみたらタカベよりも強い引き。上げてみたら小さいながらもまさかのメジナでした。もしかしたらまだエサ取りの数は多くとも活性は低く、メジナは逆に活性が高くなっているチャンスなのではと考え、リリースしてすぐ次の釣りを始めます。
エサ取りの猛攻
この1投目のメジナ以降、メジナが掛からず、タカベが掛かるかエサだけ取られる状態がしばらく続きます。昼に近づくにつれて釣れる数も増えていく状況のため、まずは針だけサイズ変更して様子を見ることにしました。
くわえた後のすっぽ抜けを期待し、例えばファイングレなどの軽量小型針にしてみましたが、これは飲み込むタカベが増えるだけで効果なし。針を重くて大きい物にすると、エサだけ取られることが増えるだけで、結局タカベしか釣れない状況です。
仕掛け変更も状況変わらず
10時20分頃、1回目のハリスの仕掛け変更を行いました。ウキはそのままで沈下速度を若干速める仕掛けにすることに決め、ジンタン位置の変更と追加を行います。
ウキ下1.5mにガン玉G3を1つ
針から上1.0mにガン玉G6を1つ
結果として効果はなく、針を変更してもひたすらタカベが釣れ続ける状況です。