本格的な冬を迎え、狙える魚種も少なくなった。そんなときは釣り堀だ。手軽に楽しめて、しかも魚は確実にいる。そんな訳で1月8日、滋賀県東近江市にある「つりぼりトム・ソーヤ」で今年初のタナゴ釣りを楽しんできた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)
つりぼりトム・ソーヤへ釣行
ここは昨秋に大規模な改修工事が行われ、屋外のヘラ池とタナゴ池がリニューアルされたばかり。昼ごろに到着するとヘラ池には多くの釣り人がサオを並べていたが、タナゴ池には誰もいない。早速受付を済ませて準備に取りかかる。
当日の仕掛け
3尺のサオにセットしたのは一般的なシモリ仕掛け。エサはグルテンを使用し、ハリは極小サイズの魚に対応したものを選択した。釣り座はスノコ状になっているため、隙間に物を落とさないようシートを敷いてから釣りを開始する。
前回の釣行時にはグリーンウオーターだった池の水も、リニューアルに伴ってクリアになった。わずかに着色されているものの、シモリの動きは十分に確認できるレベルを保っている。
釣行開始
まずは魚を寄せるためエサを大きめにセットし、深めのタナから探る。しばらくするとエサを取られるようになってきたが、親ウキに明確なアタリはない。水中のシモリに意識を集中すると、一番下のシモリがわずかに揺れた。
すかさずアワセを入れると、無事にヒットしたのは5cmほどのタイリクバラタナゴ。今は産卵期ではないので婚姻色こそ出ていないが、それでも魚体は十分に美しい。
バラシの原因は?
ここからポツポツとヒットし始めたが、バラシの連発に悩まされた。冬なので食いが浅いのかとも思ったが、冷静に考えてみれば思い当たる節があった。それはハリの選択だ。
小型の個体が多かった前回の釣行時とは違い、今この池に入っているのは5cm前後の良型ばかり。となればサイズに合ったものに交換したいが、老眼の身にはそれもまたつらい作業なのだ。