カヤックフィッシングをやっていると、知らない人からよく声をかけられます。特に浜辺では、釣り人以外にも散歩や水遊びを楽しむ方が多く、談笑することもしばしば。今回はカヤックフィッシングが周りの人達からどう思われているのか、実体験をもとにまとめてご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福永正博)
好奇心タイプ
初めて見る、よくわからないものがたくさん付いたフィッシングカヤックは、かなり好奇心を刺激するようです。
「何ですか、これ?魚釣り?」
「エンジン付き?手で漕ぐの?」
「どこまで沖に行けるの?」
「免許いるの?」
「楽しそう!」
釣り竿を積んでいるので、魚釣りが目的であることだけはわかってもらえます。それ以外はみなさん疑問だらけの様子。なるべく誤解のないようにくわしく説明するのですが、興味深そうに話を聞いてくれることが多いです。ただし、あまり熱く語りすぎるとヘンなヤツだと思われそうなので、その点には気をつけています。
危険性心配タイプ
広大な海とくらべると、木の葉のように小さな存在であるカヤック。やはりその危険性について気になるようです。
「大きい魚が釣れたらひっくり返らない?」
「流されないの?」
「またそんな危ないことして。気をつけてね!」(親・友人)
100%安全とはいえないカヤックフィッシング。正直に事故がおきる可能性があることを伝えますが、よほど無謀なことをしなければ大丈夫とも言い添えています。ちなみに、両親にはどう説明しても心配されるだけなので、あまりカヤックの話はしません。親にとっては、いくつになっても子供は子供なのです。
お値段おいくらタイプ
「カヤックっていくらするの?」
「これ、かなり高そうですね」
カヤックの値段もよく質問されます。
5万円くらいから50万円以上するものまでいろいろだと説明します。ただ、具体的にどのカヤックが良いかとか、どこで買えるかなどはきかれたことがありませんので、あくまで興味本位での質問という印象です。
釣果教えてタイプ
「何が釣れるの?」
「何匹釣れました?」
「たくさん釣れそうですね」
釣果についてはもはや定番です。基本的にリリース派の私は、実際に釣れた魚を見せられないことが多いので、写真を見せて信じてもらっています。また、カヤックだからといって毎回必ず釣れるわけではありません。
釣果ゼロで後片付けしているときは、悔しさと空しさでいっぱいです。そんな時は、そっとしておいてほしい気持ちも……。でも、やはり声をかけてもらえるとうれしいですね。
カヤック迷惑だなタイプ
「混雑した砂浜でカヤックが邪魔だな」
「漁船に近づくなんて危ないな」
「オカッパリのキャスト範囲に近くて目障りだな」
「公共の水道なのにカヤックが占領してて使えないよ」
幸いにも私は、文句を言われたり注意されたりした経験はありません。しかし、少数ながらトラブルを起こすカヤックアングラーがいることもまた事実。故意ではなく、うっかりだとしても、迷惑だと思われないように気をつけましょう。