キスといえば夏のイメージの強い魚だが、ポイントを選べば真冬のこの時期でも狙って釣れる。今回は1月4日の紀ノ川河口大橋周辺と9日の印南港の釣行記を、冬キス攻略ワンポイントとともに紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
冬のキス釣り
キスの釣期は一般に春から秋口であるが、1月上旬でもまだキスは狙って釣ることができる。盛期に比べると数はぐっと少なくなるが、そんなキスの居場所をうまくマークできたときはちょっと嬉しい気分になる。
昨年の11月に、紀ノ川河口の落ちギス&秋ギスの状況をレポートしたが、その後年末から年明けに様子を見に行くと、ルアーロッドでキスを手にするアングラーを見かけるなど、まだかなりキスが近場にいるようだった。
紀ノ川河口で投げ釣り
そこで1月4日、午前中は仕事だったので午後3時ごろにノ川右岸の河口大橋周辺に入る。
ルアーでシーバスを狙うアングラーが数人。ここは北西の風だと風裏になるので狙いやすいポイントである。早速近場から探ってみる。1投目で早くもモゾッとしたキスの魚信が出るが、リーリング中にハリ外れ、やはり水温が低下して活性が下がっているようだ。3色以内で2匹程小型を手にしたが、落ちの時期のような食いではなく、ハリ掛かりも浅い。
その後、4~6色と狙う距離を少し遠めにかえ広く探ると、4~5色ゾーンでキスが散発的にアタるポイントを見つける。落ちの時期よりリーリング速度を落として探ると、単発であるがキスが姿を見せる。一度、ゴツゴツした明らかにキスとは違うシグナルを捉えた。少しミチイトのテンションを緩めて食い込ませ、慎重にリーリングするとなんと16cmの落ちハゼ。
年末に何度か落ちハゼ狙いで更に上流側で短時間竿を出していたが、いずれも小型が数匹とあまりふるわなかったので、ゲストながらこの一匹は嬉しかった。キスも中型サイズが混じった。
4日の釣果
5時半に終了。この日は約2時間強でキス18cmまでを9匹、落ちハゼ1匹だった。
紀の川河口