磯フカセ釣りで42cm口太グレ手中【三重・尾鷲】 ラスト1投でドラマ到来

磯フカセ釣りで42cm口太グレ手中【三重・尾鷲】 ラスト1投でドラマ到来

2022年のサオ納めとして12月25日、三重県尾鷲の解禁磯へ行ってきた。同行者の池田君とは「クリスマスまでに彼女出来やんだら行きましょう」という約束を1カ月前からしていたが、一緒に釣りに行くハメになってしまった。とはいえ、ラスト1投で42cm口太が釣れ、有終の美を飾れた釣行の模様をお届けする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・TEAM HEARTS:東弘幸)

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海釣り 磯釣り

広福丸渡船で磯フカセ釣り

今回お世話になるのは引本浦から出船する広福丸渡船。当日はクリスマス寒波で北西爆風。ナギに恵まれてタヌキのシッポという磯に渡礁した。

沖寺島の東端にある低い磯で、波があったら海の中へ沈むらしい。なかなか渡礁できない超A級磯、心弾みながらタックルをセットした。

磯フカセ釣りで42cm口太グレ手中【三重・尾鷲】 ラスト1投でドラマ到来タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・TEAM HEARTS:東弘幸)

タヌキのシッポの攻め方

沖向き先端に2人並んで釣り座を構えると、まずは池田君にミドルサイズのグレ。彼は6回連続この磯に乗っており、事細かく地形や攻め方などをレクチャーしてくれた。

地形的に攻めるのはタヌキのシッポの磯幅の延長線上。そのまま中間距離まで根続きで浅くガチャガチャの地形らしい。その両サイドは深くなっており、そのカケアガリも良型が狙えるそうだ。

地形的に掛けたら素早いやり取りで根に入る相手を止めてラインを出さないことが必須となる。

磯フカセ釣りで42cm口太グレ手中【三重・尾鷲】 ラスト1投でドラマ到来タヌキのしっぽ(提供:週刊つりニュース中部版APC・TEAM HEARTS:東弘幸)

状況に合わせた釣友が連発

深く入れ過ぎず、できる限り仕掛けを浮かせたまま待つ方がいいと聞いたので頑張っていたが、強風でミチイトを取られ仕掛けをなじませることも難しい状況。そんななか、池田君は次々にグレをヒットさせていく。イサキまで釣っているので、しっかり仕掛けが入っている証拠だ。

聞くと2年ぶりにBのウキを使っているとのこと。彼は0ウキの名手で、この高浮力は普段使わない。しかし状況が悪いと見て的確に合わせていくスタイルはさすがとしか言いようがない。

ドデカイウスバハギ登場

私も軽い仕掛けからBウキにチェンジ。するといきなり強烈な相手にサオをひったくられた。強風のなか、イト鳴りさせながら強引に寄せてくるが相手は全く浮いてこない。重量感はかなりのモノだが、グレのような根に突っ込む動作はない。

しばらくやり取りしていると、ようやく姿を現した。相手は巨大なウスバハギ。なんと61cmもあった。私のカワハギ史上最大サイズで、思わず「モンスター」という言葉さえ出たほどだ。

磯フカセ釣りで42cm口太グレ手中【三重・尾鷲】 ラスト1投でドラマ到来こんなウスバハギもきた(提供:週刊つりニュース中部版APC・TEAM HEARTS:東弘幸)

釣友には尾長グレも

納竿時間が迫ったころ、池田君に尾長グレがヒット。残念ながら目標のサイズには届かなかったが、彼はその魚を最後に納竿した。

磯フカセ釣りで42cm口太グレ手中【三重・尾鷲】 ラスト1投でドラマ到来池田君は尾長も(提供:週刊つりニュース中部版APC・TEAM HEARTS:東弘幸)

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