プライベートや仕事が何かとごたついてしまい久しぶりに釣りに行ける日となった12月7日、移動範囲内の海でも青物やカレイなど魅力的なターゲットの釣果が出ていたが、なんだかしっくり来ず迷いに迷って岐阜県瑞浪にあるフィッシングキャンプエリア瑞浪に訪れた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
フィッシングキャンプエリア瑞浪
フィッシングキャンプエリア瑞浪は名古屋市内からは高速もあわせて車でおよそ1時間20分くらい(名古屋市内はとて広くどこからスタートするかにもよるが)にある管釣りだ。ポンド型の釣り場が2つあり大物も放たれている池と数釣りの池に別れている。
また私は利用しなかったがフードメニューも多く、これからの寒い季節には心強い限りだ。私が釣行した際は一日券で10匹(40cm以上は1匹)まで持ち帰りができる。受付とレギュレーションなどの確認を済ませ、私は迷わず大物も狙える池でスタート。やはり朝イチはチャンスなことも多い。是非とも大型を釣っておきたい。
水はやや濁りで手前のシャロー部分だけは見えているという感じ。いろいろなルアーを試すも今一つ。大体のルアーでチェイスはあり、ダート系のルアーをハイテンポで動かしても元気よくチェイスはするが、どうも食わせられない。周りも釣れている様子はなく、数釣りポンドに移動するか迷う状況。
唯一クランクの超低速巻きで舐めるような感触が1度あったため、もう少し粘ろうとふわとろで攻めるとヒット!
クランクで49cmニジマス手中
何度もチェイスしてきた小マスをイメージしていたが、重量からしてヒットしたのは小マスではないようだ。そんなに暴れることなくすんなり寄ってくるも、このタイプは手前で人が見えると暴れるタイプと予測。案の定チラッと見えると反転&ダッシュ。予測していればそんなに怖いことはない。冷静にいなしてネットイン。
ちょうど近くの人にも大型がきたようで、近くの人には60アップといったところだ。一方私にきたのを測ると、痩せてはいるが49cm。この釣り場ではかなりいいサイズだが、キープ制限がある中でこの魚をキープしてしまうとこれ以上大きい魚が来てもキープできなくなってしまう。今思えば自信過剰にも程があるが、迷い迷って安全策を取りキープした。
持ち帰りにサイズ制限がないところでは全然釣れないくせして、こういう所に限って1匹目がまずまずの良型というのは個人的にあるあるだ。持ち帰りたい派の私にはよくない事態になりかねないが、今後釣れるとは限らず大抵はキープしてしまう。幸か不幸か、その後それより大きい魚が釣れることはあまりない。その後は立て続けにふわとろで3匹ヒットして再び沈黙。
まさかのズル引きで連発
釣れない時間が続き始めたため、普段はあまりやらない豆スプーンの縦釣りでもしてみようと試みるもこれも今一つ。もはやこれまでか。何か打開策はないかとタックルボックスを覗きながらダラダラ巻いていると、なんとヒット。試しにもう一度豆スプーンをズル引きするとヒット。こんなところに答えがいたとは!
毎投1尾であれよあれよと15匹。釣れない時間が長かったため、釣れるのが嬉しい、楽しい。なんてったって周りが釣れない中で1人釣れるのは正直爽快だ。「これでいいのか?」という思いもあっという間に消し飛び、魚からの反応がなくなるまでルアーローテーションも忘れてのめり込んでしまった。
久しぶりにスマホを覗くと納竿予定の時間。釣れないつらい時間もあったが、初エリアで38匹釣ることができ、私の中では充分及第だ。パターンやそのエリア特有の攻略法を探すのはエリアトラウトの言うまでもない魅力の1つだ。