茨城・鹿嶋新港の桜井丸で、正月用のマダコを釣りに行ってきた。当日は、エギタコで渡りの大ダコ狙い、船中ダブル、トリプルヒットも連発。4.2kg大ダコも上がった釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・大村 隆)
三度目の正直でガッチリゲット
船長は常に海底の状態を観察しながら「カケアガリに差しかかりました。根掛かり要注意」とアナウンスしながら、ここぞと思うポイントを次々と攻めていく。
左隣で竿を握る常連の星野さんは、巻き上げ途中で2回バラしたが、三度目の正直でガッチリと掛けて、良型を掲げてVサイン。
トモ2番に座る釣友の伊澤さんも良型をゲットし、「これで正月用は確保できたよ」とホッとした表情。
4.2kg大物浮上
「今度こそはこちらの番だ」と、これぞと思うエギカラーにチェンジして懸命に小突きを繰り返す。すると、竿先に微妙なアタリ。はやる気持ち押えつつ5秒ほど小突き続けたろうか。力強くあおり上げると、ズシッと確かなタコの乗り感触。この感触がエギタコ釣り特有の釣趣だ。
かなりの重量感だが、電動リールは着実に巻き上げていく。あまりの快調さに、思わず口笛を吹きたくなる衝動に駆られたが、残り8mのところでファッと軽くなった。タモを手にして待機してくれた船長もがっかり。
帰りがけに寄った船長秘蔵のポイントは、渡りタコの集結場所らしく、船中ダブル、トリプルヒットを連発。左舷胴の間では目を見張るような大ダコも登場し、仲乗りの阿部さんが天ビンを掛けると、何と4.2kg。洗濯ネットに収まらないほどだった。
マダコ良型連釣
中村さんも2kg級を取り込み、「同サイズが2尾揃ったからこれで十分だよ」と大満足の笑顔。
右舷ミヨシ2番の地元・鹿島の櫻井さんも良型本命で締めくくり、「今日も存分に楽しませてもらったよ」と笑顔で11時の沖上がりを迎えた。
渡りダコのシーズンは1月いっぱいまで期待
船中の釣果は0.3~4.2kgマダコ0~5尾。竿頭は町田さん。
帰港後、船長に今後の見通しをうかがうと「シーズンイン当初のような数はあまり望めないが、これから渡りダコのシーズンで、1月いっぱいは十分に期待できるよ」とのこと。ぜひ、渡りの大ダコにチャレンジされてはいかがだろうか?
<週刊つりニュース関東版APC・大村 隆/TSURINEWS編>