この前日はこの冬はじめて一日を通して雨が降った。実は釣行を考えていたので、少し悔しい雨だった。幸いにして翌日は晴れる。どうだろう?水潮は確定だが、笹濁りと浮遊物でいっぱいの海を見にいくか?見にいくことにした。しかし釣果は単調なものだった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
単調、ちょっと退屈
この日は結局何も手ごたえを得ることがないまま納竿となった。それでも2時間くらいは釣ったが、筆者があらかじめ持ってきたプランを延長せずに素直にゴーホームするのは珍事である。
ひとつだけ、この冬久々に釣っていないゲストがきた。セイゴだ。アジのいい型かと思って一瞬心ときめいたが、なんということもない。25cm程度。どうせなら40cmくらいのが来てくれたらもう少し楽しめたのだが。
ちなみに付けているワームは、自作のニオイつきである。サイズは1.6inchくらいとスタンダードなライトゲームサイズだが、濁りと真水と浮遊物という情報量の多い中で、小さな魚が見つけたくれたのは、ニオイの強さによるものかもしれない。魚の嗅覚へのアピールという点はこれからも研究していきたい部分だ。
寒くなる12月2週目待ち
20時前と、この時合いがわかっていればメバルが単調に釣れてしまうので、今はよほどのハズレの日にあたらなければ、大きな落胆も歓びもない。気になるのが、まだ今年は抱卵個体をこの時点で1尾しか釣っていないことだ。いつも11月末くらいには、そろそろでっぷりしたお腹の分、重みの増した、あの引きがくるはずなのだが。ちなみに、エステルラインでは0.3号を張っていてもプツンと切れることがあるので、ご用心を。
ひとつ、パターンがかわるとすれば、水温低下がカギになる。あるいは今より若干食い渋るかもしれないが、適水温である14℃くらいまではメバルはむしろ低水温の方が高活性になる日もあるのだ。その頃には、そろそろプラグで固め釣りもしてみたい。一応、潮回りもよくない大量雨後の海でメバルを見られたので、次はもっといい条件でいいメバルを釣りたい。
<井上海生/TSURINEWSライター>
大阪湾奥