晩秋の北海道での渓流ルアー釣行で46cm大イワナに60cmアメマス手中

晩秋の北海道での渓流ルアー釣行で46cm大イワナに60cmアメマス手中

イワナ/アメマスが鱒類の中で最も好きという、渓流ルアー釣り愛好家の筆者。北海道で10~11月にかけて行った複数回の釣行の末に46cm大イワナに60cmアメマスと対面できた模様をレポートします。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

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小峠龍英

少年時代より雑魚釣りからバスフィッシングなど様々な釣りに親しみ、北海道移住をきっかけにトラウトフィッシングに傾倒。4月から川が凍るまで時間を作っては足繁くフィールドに通っています。

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ルアー&フライ トラウト

出勤前の朝駆け釣行

日を追うごとに気温は下がり朝の冷え込みも辛くなってきた10月下旬、残り少なくなってきたシーズンを悔いなく終えるために出勤前の朝駆けでは近隣河川の有望ポイントを回ります。入渓?退渓まで約90分で釣り上がり(釣り下がる)ので、浅瀬は全てスルーして深みのあるポイントだけに絞ってアプローチしていきます。

ルアーはスプーンとミノー、どちらも派手めのチャートカラー中心。結果的に10月~11月の朝駆けは合計10回、バラシが続き小型が2尾だけという日もありましたが、全体的にはとてもいい結果でした。

日を追うごとに上がるサイズ

倒木が絡む深みや対岸の抉れ、ボサ際を中心にピンスポットでキャストしていきます。初日と2回目は数こそ出たもののサイズは25~尺クラスとパッとしませんでしたが、3回目には尺上が目立つようになり時折40upも反応してきます。

そして5回目、その日は尺サイズを2尾キャッチしていたもののサイズは伸びず。退渓直前に最初に攻めたポイントに再チャレンジすることに。S字状にくねった流れに大きな倒木が刺さり深みを形成している好ポイントで、2日前に良型を目撃していました。時間もないので半ばヤケクソでライムグリーンのミノーを根掛かり上等で沈め軽くジャークすると、それまで無反応だった深みから黒い影がヌッと現れ即バイト、ロッドティップに乗った重みから40upを確信しました。

時間が本当にギリギリだったので、ドラグフルロック+ゴリ巻きでダッシュを押し留めて力技でランディング。サイズを測ると45cm。この沢では上出来なサイズです。その翌日と翌々日に上流のポイントと下流のポイントでそれぞれ45cmをキャッチと申し分ない結果です。

晩秋の北海道での渓流ルアー釣行で46cm大イワナに60cmアメマス手中45cm級のアメマス(提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

雨の中で46cm大イワナ登場

8回目の朝駆けは雨が止んだり降ったりを繰り返す中、初日に叩いた区間を再度アプローチします。その区間にある淵は1m以上の深さがあり、上流からの流れが対岸際にぶつかりエグレを形成しています。雨の影響でやや水が高い状況で、尺クラスのアメマスがカケアガリ付近で群れていてミノーを通すと次々とアタックしてきますが、イマイチ乗り切らない。アメマスの思わせぶりな反応はさすがにうっとおしくなり、そのカケアガリの群れをスルーして対岸のエグレをピンスポットで撃っていきます。

そして2投目、エグレに投げ込んだミノーを着底後軽くジャークしてシェイキングすると、何かがミノーを抑え込んできました。フッキングを決めるとドラグ音と共にエグレに向かって引き出されていくライン。ロッドを立ててラインテンションを保ちダッシュをいなすと、浮かんできた魚体は細かい白点を持ち、側線付近の斑紋は薄いピンクの美しい婚姻色がでており、さらに顎が三口に割れたいかつい顔つきのエゾイワナでした。サイズは46cmと貫禄十分。その日はそのイワナで満足し余裕を持って出勤しました。

晩秋の北海道での渓流ルアー釣行で46cm大イワナに60cmアメマス手中46cmのエゾイワナ(提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

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