晩秋の北海道での渓流ルアー釣行で46cm大イワナに60cmアメマス手中

晩秋の北海道での渓流ルアー釣行で46cm大イワナに60cmアメマス手中

イワナ/アメマスが鱒類の中で最も好きという、渓流ルアー釣り愛好家の筆者。北海道で10~11月にかけて行った複数回の釣行の末に46cm大イワナに60cmアメマスと対面できた模様をレポートします。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

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小峠龍英

少年時代より雑魚釣りからバスフィッシングなど様々な釣りに親しみ、北海道移住をきっかけにトラウトフィッシングに傾倒。4月から川が凍るまで時間を作っては足繁くフィールドに通っています。

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トラウト ルアー&フライ

鮭と共に遡上するアメマス

イワナが一番好きな鱒族である筆者にとって、イワナ/アメマスはシーズン通してのメインターゲット。上流域で数年過ごしたエゾイワナが降海し、エサが豊富な海で大型化したのがアメマスです。北海道の地域によってその生活サイクルが異なっており、日本海側では初夏に遡上してそのまま産卵まで川で過ごす個体もいれば、気まぐれに遡上と降海を繰り返す個体がいます。産卵時期は晩秋から初冬で、アキアジ(鮭)の遡上の後を尾けるかのように遡上します。

アキアジのイクラはアメマスのみならず多くの川の生き物にとって貴重な栄養源で、アキアジの遡上の有無はアメマスを追うための重要な指標です。アベレージサイズは大体30cmほどで、道東や道北の河川では70cmクラスの釣果もよく見かけます。またシベリアには1mに迫る超大型もいるそうで、クンジャと呼ばれています。著者の通うフィールドでは30~45cmの個体が多く見られますが、タイミング次第では50~60クラスも狙えます。

晩秋の北海道での渓流ルアー釣行で46cm大イワナに60cmアメマス手中アメマスは45cmくらいまでの個体が多い(提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

神出鬼没のアメマス

アメマスは単独もしくは数匹程度から時には数十匹ほどの大きな群れをなして、上流を目指して遡上します。そのスピードは速く、先週沢山のアメマスが入っていたポイントが今日はもぬけの空ということは日常茶飯事です。その逆もまた然り、新たな個体が入ることで先週全くいなかったポイントで良型がヒットすることもあります。

アメマス=エゾイワナなので、イワナの基本セオリー通り水深がある流れの緩い深瀬や淵、岸のエグレなどで倒木などのが障害物が沈んでいれば、高確率でアメマスが潜んでいます。たまに浅い場所に大型がぽつんと佇んでいることもあり、遡行の際に走られないように注意が必要です。アベレージサイズは比較的簡単に釣ることができますが、50cm以上の大型を狙うとなれば格段に難易度が上がります。

日本海沿岸流入河川をランガン

10月中旬、筆者はアメマスを探しに日本海沿岸の3河川をランガンしました。まずは自宅から一番遠い川からスタート。ここは堰堤が連続する渓相で海から近い下流にエントリーします。岸から距離をとっての第1投目、底まで沈めた46mmのミノーをトゥイッチしながらゆっくり引いていくと、底石の影から推定50cmクラスのアメマスがミノー目がけて突進してきますが、いきなりの展開にフッキングが決まらず。さらにその後は他のアメマスの姿も見つけられず、その川を見切って移動。

移動先の川は大量のアキアジが遡上しており、非常にやりづらい状況。アベレージサイズのアメマスの姿もありますが、人の気配に敏感なアキアジが走り回り水中はまさにカオス。もしスレ掛かりでアキアジに引っ掛けてしまうとその強烈なパワーにのされてルアーを失いかねません(昨シーズンの出来事)。

晩秋の北海道での渓流ルアー釣行で46cm大イワナに60cmアメマス手中晩秋の小渓流(提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

40cm頭にアメマス20尾

今年のアキアジは豊漁と聞いていましたがそれにしてもその数は多く、昨シーズンの倍はありそうです。そんな小渓流にアキアジがひしめいてる状況での釣りは密漁者に間違えられるリスクがあったので、すぐに次の川へ移動します(基本的に河川での鮭釣りは禁止)。

その川は今年の3月に最初のアメマスを掛けた有望河川で、入渓早々尺上クラスがヒット。過去に実績のあったポイントには必ずと言っていいほどアメマスが溜まっており、瞬く間に尺上でつ抜けの状態に。ただ40cmより上のサイズは、小型が釣られると警戒してなかなか口を使ってくれません。結局その日は合計20尾キャッチして最大は40cmほどでしたが十分に楽しめました。

晩秋の北海道での渓流ルアー釣行で46cm大イワナに60cmアメマス手中アベレージサイズのアメマス(提供:TSURINEWSライター小峠龍英)

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