11月26日(土曜日)、和歌山県湯浅の磯へ、なぎ丸渡船を利用してグレフカセ釣りへ出掛けた。晩秋の沖磯フカセ釣りは、型のいい本命30~33cm4匹で不完全燃焼に終わったがお土産はバッチリ確保できた。当日の模様をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター秦厚治朗)
なぎ丸渡船でグレフカセ釣り
当日は少し朝ゆっくり出て、なぎ丸渡船で午前8時ごろに渡礁。土曜日なので人気のカンドリ周辺は満員だったため、鷹島の独立磯へ初めて乗った。潮回りは中潮で、丁度磯に乗った時が満潮時刻だったが、慌てず、焦らず、ゆっくり準備して休日を楽しむつもりで竿を伸ばした。
当日のタックル
竿はグレ競技Ⅲ 1.25号5.3m。5mの竿の方が手返しはよく、またその長さで十分な磯だったが、久々に長い竿で魚からのシグナルを楽しみたく、長らく使用していなかったこの竿に決めた。リールはセミサスペンド1.7号道糸を巻いた2500番台LB使用。道糸に1.7号の中ハリスを3ヒロ直結し、ハリスは1.2号使用。ウキはB負荷を浮かせて使用し、ハリはグレバリ6号からスタートした。
船頭に聞いたポイントで様子伺い
船着き正面に釣り座を構え、初めての磯だったので船頭に聞いたポイントで様子伺い。船着き正面か、カンドリ方面に遠投かの2パターン。偏光グラス越しにカンドリ方面へ遠投した方がよさ気と思い、数投流してみた。
当日のエサ
当日のまきエサはGMAXを2袋に生オキアミ3kgを混ぜたものを事前に準備。さしエサは生オキアミ、生イキ君pro、むき身、ネリエを持参しており、取りあえずまきエサに混入した物と同じ生オキアミから始めたが、潮が突いてくる。ウキにアタリが出ればフグという具合で、不安が過ぎる。
まずは手の平サイズ本命
河豚が掛かり、数投して今度は船着き正面に竿を振ると、チャリコがわいていた。初めに仕掛けを流した方向と船着きの間辺りを遠投すると少しよさ気だったので、しばらくここを狙ってみたところ、案の定手の平サイズのグレがヒットした。
B負荷のウキで十分以上に仕掛けが馴染むので、0負荷のウキを浮かせに変更したところ光の加減でウキが見づらいので、ウキ止めを大きく上に上げて浮かせてスルスルにしようか考えたが、スリムグレを使ってみたくなり交換する。
仕掛け変更し30cm超グレ
0号負荷の棒ウキにきっちりウキ止めをして2投ほどで30cmオーバーがヒットしたが、その後しばらくは沈黙の時間が続く。ぽつぽつと30cm弱のグレやアイゴも反応してくれるが、なかなか少しマシなサイズからのシグナルがないままお昼に潮がベタベタに止まるってしまった。無理をしてまきエサを入れても仕方がないので、昼食を挟みながら潮が動くのを根拠よく待った。
湯浅は湾内磯でチヌの魚影が濃く、和歌山中紀でも紀北よりでグレのサイズは平均小さいが、やはり30cm超えは後数匹釣り上げたい。