11月7日から8日まで瀬泊まりでヒラマサ釣りの再挑戦と、夜釣りのマダイ釣りに釣行しました。ヒラマサもマダイもなかなか釣れない魚ですが、釣果ははたして?当日の模様をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山口義宏)
マダイ狙いカゴ釣りに転戦
マダイ釣りのタックルは5号竿インナーロッド、リールは遠投スピニング5500番、ミチイトはナイロン12号、ハリスはフロロカーボン10号、ハリはマダイ釣り10号、それにマダイ天秤にマダイかご10号、ウキは12号ウキを使用し、ウキにはケミホタルをセットする。なお、ハリの上約20cmにルミコを付ける。色はマダイが好む緑色である。エサはヒラマサ釣りと同様。
釣り方
釣り方のポイントは潮の本流付近に投げるのであるが、潮の流れが速過ぎると魚がエサに反応できないので、適度な潮の流れのポイントがベストになる。また仕掛け投入後にかごの中のボイルをある程度拡散させるために、竿で仕掛けのシャクリを2度ほど行う。要はウキが着水してすぐにシャクリを行い、まきエサを狙いのタナ付近にパラパラと拡散させる。これでマダイがまきエサに反応して、付けエサに食らい付けば掛かる計算である。
ただしマダイがいなければ掛からないし、エサ取りが多ければマダイまで付けエサが行きつかない。後は運次第である。
満潮タイミングは不発
18時ごろからマダイ釣りを開始して約2時間経過したが、立ち位置から30m前後は潮の流れが悪く、どこに着水させてもウキが流れない。超遠投すると潮の流れが速すぎるので丁度いいポイントを探りながら仕掛けを投入する。これまた辛抱の釣りが続く。
2時間の間にネンブツダイが2匹釣れたが本命のアタリはない。今が丁度満潮なので完全に下げ潮になるのを待ち約30分休憩した。マダイ釣りは下げ潮に分があると誰から聞いたことがあるが、こういう時はなんでも信じたくなる。
漁船到来で釣り中断
気を取り直して20時30分ごろから再度釣りをスタートしたが、気が付くと遠い所から船がこちらに向かって来ている感じである。なんだろうと思っていたら、なんと大きいエンジン音を鳴らし漁船が目の前に来た。顔まで分かる近さである。
とにかく網を流しているのか一本釣りしてるのかよく分からないが、今まで仕掛けを投入した付近を行ったり来たりしてまったく釣りができない状況になった。それでも少し漁船が離れたら釣りをするものの、すぐさまその船は自分の目の前に戻って来る、その繰り返しが続く、もうダメなのかと諦めていたら、1時間程してどこかに行ってしまった。
待望のマダイ登場
再度21時30分過ぎから竿を本格的に振り始め、潮もいい感じで流れている。漁船も近かずく感じもなく、あたりも静かになり再度気合を入れ直した。
22時10分過ぎにユラユラ流れているウキがスッーと海中に消えた。よしきた!落着いてアワセを行いゆっくり竿を立てる、まあまあの引きである。あたりの感じはコンコンというマダイ特有の引きである。慎重に慎重に手前に引き寄せ、何度も締め込みもあったが無事にタモ入れし、久し振りにマダイを釣り上げた。サイズまあまあの45cmほどであった。
その後はアタリも無く24時ごろに寝ることにした。横になって直ぐに今度は蚊の攻撃である。すぐさま防虫ネットを頭に被り6時間ほど爆睡した。朝の6時過ぎに起きたがまだ辺りは暗い、日の出は6時45分である。ガスバーナーでお湯を沸かしコーヒーを飲んだ。その後寝床を片付けて釣りの準備にかかる。
ヒラマサ狙いを再開
午前7時から本日のヒラス釣りを開始した。狙いのポイントに仕掛けを投入して粘り強く竿を振りつづけた。昨日よりは潮の流れはいい感じで、後はまいたエサにヒラスが枚挙してくるのを待つだけである。
その後遅めの朝ご飯でパンをかじり牛乳を飲み、ついでに栄養ドリンクで気合いを入れた。昨日同様我慢の釣りが続く。
大群到来も不発
そしてついに午前9時過ぎに前面にヒラスの大群が湧いた。丁度仕掛けを投入した後で絶妙のタイミングである。かなり身構えてアタリを待つ、待つ、待つ。しかしヒットはしない。3回ほどヒラスの大群が目の前にきたが、結局ヒラスは掛からない、そのかわりクロ一匹とイサキが一匹がヒラマサ釣りの仕掛けに掛かった。
午前11時過ぎに持参の4角のエサも終わり、ヒラマサ釣りは終了した。納竿時間の約45分前から余裕を持って後片付けをした。