秋のお手軽な釣りものと言えば「秋ハゼ!」。そこで今回は、EFJT(エンジョイ・フィッシング・ジュニア・チーム)と、最寄りの河川の河口に秋ハゼ釣りに出かけてみた。「安全・近く・楽しい」の3拍子の秋ハゼ釣りは、ジュニアにも簡単にクリアーできる釣りだ。新たな絆が生まれたジュニア・チームの釣りの模様を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森雨魚)
兵庫県でハゼ釣り
当日は、兵庫県姫路市を流れる小河川の河口部へやってきた。河川敷に駐車し、早速仕掛けの準備。3mまでのライトロッドに、ワンタッチの市販ハゼ釣り仕掛けをセット。当日は、根掛かりを避けて2本バリを1本バリにし、エサは、アオイソメを使用する。満潮時までの上げ潮のため、コンクリート護岸の足場のいいポイントから釣りをスタートした。
「トン、トン、トン!」と、ボトムをたたき、少し待ってゆっくりとサオ先に集中すると、すぐに「ク、クッ、ク、クッ!」と小気味よい魚信が手元に伝わる。次々にヒットするマハゼは、まずまずの16cmサイズだ。ジュニア・チームからも笑みがこぼれる。
エサ付けと手返し
アオイソメをハリにチョン掛けし、2.5~3cmの長さにカットしていそいそと釣りポイントでサオを出す姿。これは、やる気アップの証拠。
エサのアオイソメの付け方は、エサの動きも重視することも大事だ。アオイソメの尾部から使用することに心がけ、ハリをアオイソメに刺してからハサミでカットすると、手も汚れにくく、その方が水中でのエサの動きがいい。
マスターすれば、手返しもよく楽しめる。つまり、いかに長い時間川底のハゼにエサをアピールできるかが釣果につながる。
「トントン」3秒待ち、「ツンツン、スー」と、サオ先で聞く!と、色々なリズムでヒットパターンをつかんで、アタリをキャッチしていた。
キープサイズを決めて他はリリース
当日は、家族分の釣果と10cmサイズ以下はリリースすることに決め、楽しむことを約束したが、つい釣りに夢中になると、何匹釣ったか忘れてしまうことがよくある。
そのために「あと、達成まで10匹!」などと自分に言い聞かせる「カウント・ダウンの匹数認識」で釣りを楽しむといいだろう。釣る気も根気も出てやる気倍増間違いなしだ。
ハリ外しは優しく丁寧に
リリース・サイズのハゼが釣れた場合は、ダメージを少なくすることを考慮して、手早く元気なうちにリリースしてあげたい。ハゼの口は大きいのでハリ外し器よりもラジオペンチで掛かりハリを外してあげる方が時間も節約できる。
ゲストフィッシュが釣れたら
大潮の満潮時には、ボラ、ヒイラギなどのゲストフィッシュがつきもの。もし、必要としないゲストフィッシュがヒットしたら、リリース・サイズのハゼ同様に優しく扱ってあげたい。
そんな時には、「もっと大きくなれ!」の一言を掛けてあげてみよう。本命フルセハゼを招くおまじないになるかも。