10月上旬、熊本県の芦北町へ家族旅行に出掛けました。宿泊するコテージのチェックインを済ませ、近くの御立岬海水浴場で親子3世代、キス釣りを楽しみます。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・塩塚ルミ)
御立岬海水浴場でキス釣り
海水浴は9月からすでにオフシーズンに入っており、砂浜で釣りをすることができました。たまに実家や姉宅に釣った魚を持って行く私の影響で、3歳の姪は釣りに興味津々。手軽なキス釣りで海釣りデビューを全力サポートしました。
私が幼少期のころ、同じようにこの場所でキス釣りを父から教わった思い出がありますが、いつの間にか私の方が釣りに詳しくなり、みんなの仕掛けをセットする立場に。小学生のころ、一緒に自転車で釣りに出掛けていた弟も、釣りをするのは10年ぶり。家族に教えながらタックル・仕掛けをセットします。
タックルは、手持ちのエギングタックルやリール付きで2000円もしない投げザオを使用しました。大体のキス釣り仕掛けはスナップ付きなので、初心者やラインの結び方を忘れた人にも扱いやすいです。
仕掛けが長いとその分扱いが難しくなるため、全長55cmの超ショート仕掛け「投げキス天秤式 早掛キス2本鈎」を使用。
テンビンは、「立つ天秤スマッシュ」の5号(19g)、遠投したい時は「ぶっ飛び半遊動天秤 ビームキャスト」を使うと飛距離が断然アップします。エサは、道中にキスゴ虫が手に入らず、近くの海釣り施設でゴカイを購入。
開始早々に本命ヒット
さっそく各々仕掛けを投げます。まずは、岸から30mほどでヒットし、私が良型キスをゲット!ターゲットがいることを確認し、家族のモチベーションは確実に上がったに違いありません。
それが釣果につながったのか、続くように父と弟もキスを手中に。みんなが釣れている様子を見た姪も「やりたい」と言い、まずは一緒にサオを持ち、英才教育を施します。
小さな釣りガールも一発でゲット
しばらくやっていると、何でも自分でしたいお年ごろなのでしょう。「おばちゃん、離して」と言われ、キャストしてから姪に渡し、任せてみることに。「ぐいー(サオを上げる)」「ぐるぐるー(リールを巻く)」と私からの声のアドバイスに合わせ、片手でサオを持つのがやっとの小さな手で、懸命に巻いていく3歳児。
ん?なんかサオ先がブレているような?「キスだ!」一発で見事に釣り上げ、姪の母である姉と私で大盛り上がり!「コテージで待ってるばあばに魚持って行こうねー!」と言うと、自信に満ちあふれた顔で「うん!」と答える姪。リアルタイムで成長が見られたように感じました。それからもそっちが釣れた、今度はこっちだ、と代わる代わるヒットに恵まれました。
良型交じりで15尾手中
夏のイメージが強いキス釣りですが、沖にいる冬場を除き、長いシーズンでショアから狙える魚。今回は、水深1mにも満たない波打ちギワ近くでのヒットが多く、サイズもピンギスばかり。まだ夏のコンディションでした。もう少し水温が下がると、沖へ移動する前の荒食いの時期に入り、大型が狙えるはずです。
バラシも多かったため数は伸びず、釣果はキス15尾。釣り足りなさはありましたが、実釣2時間に満たないほどの短時間でも十分に楽しむことができ、良い思い出になりました。
<週刊つりニュース西部版APC・塩塚ルミ/TSURINEWS編>
御立岬海水浴場