内房上総湊の彦次郎丸のカワハギ乗合で、数日前に32cmのデカハギが上がった。そこで、ナギ予報の10月21日(金)、越中島町内の有志2人を伴って釣行した模様をお届け。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)
彦次郎丸で船カワハギ釣り
前日に電話を入れて、集合時刻と場所は船着場であることを確認。上総湊港の駐車場に車を停めて、船着場までは約100m。畑中功船長の指示に従って、第六彦次郎丸に乗船する。
釣り人は総勢8人。私たちの釣り座は、右舷5人の前寄り1番に菊池守さん、2番に井上鉄男さん、そして3番に私だった。
6時半、全員の準備が整い、救命具の装着を確認して出港。航程約10分で上総湊港真沖の水深15m前後のポイントに到着した。
船長から「はい、どうぞ」と声がかかり、エンジン流し(ミチイトが傾かないように船長が船位をコントロールしながら船を流す)で実釣開始。
エサはアサリ&エビ
釣り場到着時の天候は晴れ。風はなく、海面はベタナギ。潮の色は緑茶色で、表層は南へ、底近くは北東へ向かう二枚潮が緩く流れていた。
使用エサは、私はすべてアサリエサ。井上さんはすべてブラックタイガーエビの剥き身。そして菊池さんは、バナメイエビの剥き身とアサリのコンビ。
オモリを自分の正面、10mほどに投入。オモリ着底時に、仕掛けが海底に対して斜めに位置することにより、カワハギの口にハリが吸い込まれやすいようにする作戦。だが、二枚潮ですぐ船下へ戻ってしまった。
移動後に本命顔見せ
開始から10分で船長から「二枚潮ですから移動しましょう」と合図。船は南下して、7時40分に竹岡沖の水深20m前後で再投入。
すると、すぐに右舷トモでヒット。船中1尾目を釣り上げたのは高橋さんで、24cm級の良型だった。
その5分後には、左舷トモ寄り胴の間の金田さんが16cm級をゲット。
約20分が経過した流し終盤には、左舷1番前に入っていた紅一点の松本さんが18cm級、右舷トモ2番の内田さんが17cm級を釣り上げ、1流し目で船中4尾の本命が上がった。
良型交じりで続々ヒット
2流し目は潮止まり時間帯の8時10分から。誰よりも真っ先に仕掛けを着底させた右前2番の井上さんが、28cmをキャッチ。上バリに付けたエサにきたそうで、エビエサの手返しのよさが光った。
少し間をおいて、左舷前寄り胴の間の山田さんが18cm級を釣り上げ、間もなく私にも本命らしきアタリがコンコンコンと到来。
竿先で聞き上げると、うまくハリ掛かり。巻き上げ途中にギュギュギューンと走る抵抗が心地よく、20cmを釣り上げた。
その後も、竹岡沖で1流し20分ペースで船を流す。井上さんが22~25cm級を3尾追加するが、サバフグが寄ってしまい、船は逃げるように移動を繰り返す。そんななか、9時に菊池さんが22cm級を釣上げ、船中全員が型を見た。