意外と知らない『マハゼ』の生態 生命力強く海外では外来魚扱いも?

意外と知らない『マハゼ』の生態 生命力強く海外では外来魚扱いも?

今回は釣り人のお手軽好ターゲット、マハゼについて調べてみました。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

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その他 サカナ研究所

ハゼの寿命

生息地にもよりますが、一般的にはハゼの寿命は1~3年と言われています。

3歳魚ともなるとハゼの体長は30cmを超えてきます。

しかし、3歳まで成長する個体はそこまで多くなく、30cmを超える個体を見たことがある人は限りなく少数です。

日本のハゼが国外へ

近年はアメリカ・カリフォルニアやオーストラリア・シドニーにもマハゼが定着していることが判明しています。

これは日本におけるブラックバスやザリガニのように外来魚として扱われています。ハゼは環境の変化に強く、食性も富んでいるため、その強靭な生命力で、様々な海で定着してしまっているのです。

船舶のバラスト水などによって運ばれたと考えられており、今後はより一層の注意が必要です。

釣り初心者にオススメのサカナ

マハゼは釣りを始めた初心者や子供が釣りを覚えるのにうってつけのサカナです。沿岸部のいたるところに群れで行動するため、すぐに見つけることができ、食性も豊かなためエサの選択肢も様々です。

ムシが嫌いな人ならオキアミやホタテ、ルアー釣りをしてみたい人なら「ハゼクラ」など、釣りのイロハを学ぶことが出来るでしょう。

また、ハゼは江戸前では天ぷらにも使われるほどに美味しいサカナです。

釣って楽しい、食べて美味しいハゼをさっそく今週末に釣りに行ってみてはいかがでしょうか。

<近藤 俊/サカナ研究所>