秋のハイシーズン、大阪湾:泉南エリアの青物が絶好調ということで、泉佐野一文字へ釣行。ノマセ釣りに挑み、シオ(カンパチの幼魚)とハマチの釣果を手にすることができた。天候・海況・釣り座・周りの釣り人と、全てに恵まれた幸運な半日の釣行記をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)
最終釣果
内向きで小気味良くカワハギの釣果を重ねていくベテラン師の姿を横目に見ながら、9時30分に納竿。最終釣果は朝に偶然に釣れたシオ34cm、狙って釣ったハマチ45cm、小アジ多数となった。
私にとっては、天候・海況・釣り座・周りの釣り人と、全てに恵まれた幸運な半日となったが、早朝に釣果を得た人を除いて大半のルアーマンはノーバイトに終わり、全体的には厳しい日となってしまったようだ。10時の便で波止を後にしたが、疲れ切った表情の釣り人が多かった中、魚の尾がはみ出たクーラーを抱えた釣り人もいて、船内は明暗が大きく分かれた。
船着き場に着くと、船長に釣果を報告し、ノマセ釣りでメジロを釣り上げた常連とともに、しばし歓談。「青物はおるんやけど、ルアーを追わんね」と、多くの釣り人を波止に送りながらも、釣果を手にする人が限られている近況を憂う船長の複雑な思いがうかがえた。帰宅後、釣果はバター焼きと南蛮漬けで賞味した。
<伴野慶幸/TSURINEWSライター>