水面に浮いて釣りをするカヤックフィッシング。スペースが狭いため、ちょっとしたミスで大切な道具を水没させたり、破損したりしてしまう可能性が高い釣りでもあります。命に関わることではないですが、やってしまうとかなりの心理的・金銭的ダメージをくらうことに……。今回は過去の失敗をもとに、いくつかの対策をご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福永正博)
カヤックでの道具落水防止策
無くしたくないもの全てにリーシュコードを繋ぐことも可能かもしれません。しかし、カヤック上がコードだらけになり、絡まって不便だったり、危険につながることもあります。
道具の用途や使い勝手、自分が落水した時の安全性などを考慮して対策方法を選びます。
リーシュコードで繋ぐ
ロッドの場合、グリップエンドに尻手ベルトを巻き、カラビナを介してカヤックと繋ぎます。自分自身とタックルを繋いでしまうと、落水した時に身動きしづらく危険なので避けています。
フィッシュグリップなどの小物類はライフジャケットと繋ぎます。携帯電話は、防水ケースに入れてコードでライフジャケットと繋ぎます。これは落水して水に浮いた状態でも救助要請の電話ができるように。
フロート(浮力体) をつける
ランディングネットはスカリ用フロートなどをネット側に付けたり、シャフト側に浮く素材を巻いたり、自作でも色々と工夫できます。
リーシュコードでも良いのですが、いざランディングという時に絡まって魚を逃した経験があるのと、ロッドホルダーに収納しづらくなるため避けています。フックリムーバーは使い勝手を優先して、小型のフロートを装着。
バンジーコード(ゴムひも)
クーラーボックスは、バンジーコードを使ってカヤックに固定する方法が多数派かと思われますが、単に乗せておくだけ派もいます。それは、クーラーボックス自体が水に浮くことと、転覆時の復旧をしやすくするためです。
ロッドホルダー位置
筆者の場合、キャスティングでのシーバス狙いがメイン。キャスト時に思いきりロッドを振って、予備のロッドにぶつけてしまい破損したことがあります。その後、ロッド位置を色々と試した結果、背中の真後ろにロッドを直立させるスタイルに落ち着きました。タックルボックスやクーラーボックスにロッドホルダーを増設しています。
バーチカルなジギングやタイラバなどがメインであれば、また違ったスタイルになってくるでしょう。