今年もいよいよティップランエギングシーズンが開幕です。今回はシーズン前半と中盤の2回のティップラン釣行記と、ワンポイント解説をご紹介します。ぜひ釣行の際の参考にしてください。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターShinchan)
ステップアップ解説
近年のティップランエギングは、イカもスレやすく、テクニカルな状況になってきています。
そんな時は、エギのサイズをサイズダウンさせるとイカも抱きやすく、ヒットに持ち込む確率が高くなります。イカの成長とともに、トップシーズンでは決まって3.5号サイズのエギを使いがちですが、あえて3.0号や2.5号にサイズダウンすると、思わぬナイスサイズがヒットすることもありますのでこれもおすすめの攻略法です。
シンカー調整
ティップランエギングではシンカー調整が重要なポイントの一つになります。シンカーを装着する時は、エギのサイズに見合ったシンカーをチョイスすることが重要です。
あまり小さなエギ、例えば2.5号のエギに40gのシンカーを付けるとエギのシルエットが小さくなり、ほとんどシンカーのシルエットになってしまいます。こんな時は、エギのサイズを上げるか、どうしても2.5号を使いたい場合は、上にエギ、下にナス型シンカーなどをつけたダウンショットリグがおすすめです。
テンションフォール活用
ティップランでアタリがあって合わせても乗らない(フッキングしない)時があります。そんな時はイカメタルでよく使う誘い方のように、合わせた時にロッドが立っているところから、テンションをかけたままゆっくりとロッドを下げながらテンションフォールさせると、イカがフォール中にエギを再び抱いてくることがあります。
これは、クレイジーオーシャンのフィールドテスター、西岡氏が提唱するティップランのヒット率を上げる効果的なテクニックで、動画などでも紹介されています。コツはテンションフォール中にエギを水平に保つことを意識し、ティップの動きに注意することです。
ひととおりテンションフォールさせても反応が無い時はピックアップせずにエギを底まで落として、軽めのジャークでシャクって止めるとアタリが出る場合があります。この時はティップに全集中してアタリを待つようにしましょう。
今後の展望
今回はシーズン前半と中盤の2回のティップラン釣行記とワンポイント解説をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?この記事を書いている10月初旬はティップランエギング最盛期に向かっている時期で、数も型も狙えるシーズンです。
また、日本海若狭湾~越前沖では近年人気のナイトティップランで賑わっています。ナイトティップランはその名の通り、夜間にイカメタルのようにライトを照らして行う釣り方で、昼に行うティップランと違う最大の特徴は、船をアンカリング、つまり固定させて行うことにあります(中には例外の船もありますが)。
主に福井県の大飯町や小浜、敦賀の遊漁船が出航していて、通常のティップランとは一味違うナイトティップランは攻略法も様々で、狙って楽しいエギングになります。
2022年、今年はアオリイカの当たり年ともいわれていて、各地でアオリイカの好釣果情報で盛り上がっています。是非フィールドへ出向いてティップランエギングを楽しんでください。
<Shinchan/TSURINEWSライター>