三重県四日市市の富田港へ、ハゼ釣りに行ってきた。当日は、大型のハゼは出なかったが、魚影の濃さに大満足の釣果となった釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)
富田港でハゼ釣り
9月13日、ハゼを求めて三重県四日市市の富田港へ。当日の霞ケ浦ふ頭の潮回りは、中潮で満潮が午前7時32分。満潮から1時間ほど過ぎた午前8時半に到着した。
霞ケ浦ふ頭の入り口となる霞大橋の南側にある霞ケ浦緑地公園前の運河ではハゼを釣ったことがあるが、北側の浜園緑地と富双公園に挟まれた富田港は初めての場所だ。
国道23号線の高架下を抜けて船が係留されている港内を下見すると、「関係者以外立入禁止」の表示がされていたので、港内の釣りを断念した。
再び高架下を通って港口ヘ引き返す。護岸通路下は潮が引くと現れる段があり、サオを出している人がいたので話を聞くと、「今シーズンのハゼは少し型が小さいけれど釣れてるよ」とのこと。
ハゼ釣り仕掛け
ハゼ釣り仕掛けは、リールを付けたチョイ投げザオに小型テンビン、オモリ5号、流線7号2本バリ仕掛けをスナップサルカンでカチッとセットすれば、あっという間に準備完了だ。
カットしたイシゴカイを刺して前方へ投入。オモリが着底したら、イトフケを取り、ミチイトを張りながら少しリールを巻いてストップを繰り返す。底を仕掛けがはうようにズル引きして誘っていると、早速コツコツと小さなアタリが出た。反射的に手首を返してアワセを入れたがハリ掛かりしない。
そのまま待っていると、またコツコツと振動が伝わってきた。今度は慌てず少しサオ先を送り込むと、トトーンと大きなアタリでハリ掛かり。尾ビレをピクピクさせながら10cm超のハゼが上がってきた。
ハゼ釣りのコツ
次投からは、コツコツと小さな前アタリが出たらトトーンと大きな本アタリが出るまで待ってハゼをゲットしていく。なかなか本アタリが出ないときは、サオ先をゆっくり誘い上げるとゴツゴツとくわえ込んでヒットする。エサだけ食ベられることもあるが、送り込んだり誘い上げたりして駆け引きが面白い。
頭上から「調子はどう。釣れてる?」と声が掛かり、釣り人が1人増えた。地元の人で、椅子に腰掛けて手慣れた様子で次々にハゼをゲットしていく。感心するばかりだ。