甑島・里(鹿児島県薩摩川内市)の磯で、アカハタの食い気が盛んになってきた。9月28日に釣行した時は、他魚交じりで納得の釣果に恵まれた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
アカハタの釣期
里のアカハタは、おおむね一年を通して狙えるものの、数、型ともに望めるのは夏から秋。キビナゴなどをエサにしたブッコミ仕掛けで狙うのが一般的な釣り方だ。
この日は午前3時ごろに瀬上がりし、9時までの半夜釣り。夜明け前はカゴ釣りでシブダイやタバメを釣り、日が昇ってから、ブッコミでアカハタを狙うリレー釣りに臨んだ。
カゴ釣りからスタート
船は釣り客を次々に下ろし、私は獅子の口の地磯を希望。磯に上がるとすぐに準備に取りかかった。まずはカゴ釣り。
ウキはケミホタル対応の遠投カゴサビキ、ハリは強固で刺さりのいいカット真鯛を選択。カゴにオキアミボイルを詰め、ハリにはキビナゴを刺して釣り始めた。間もなくアタリがあり、強烈な引き。上がったのは50cmほどのイスズミだ。
良型アカハタ浮上
アタリは続き、マツカサ、イトフエフキ、小型のタバメを連打。しかし、本命のアカハタは姿を見せない。空が白み始めたころ、ウキがゆっくり海中に消えた。アワセを入れると確かな手応え。リールを力強く巻き、そっと抜き上げたのは良型のアカハタだった。