リールにラインを巻く時の最難関【下巻きの必要量】 算出方法を解説

リールにラインを巻く時の最難関【下巻きの必要量】 算出方法を解説

下巻きをどのくらいすればスプールいっぱいの適切な巻き容量になるのか?考えてみましょう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)

アバター画像
丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

×閉じる

お役立ち その他

具体的な例

具体的な例で説明します。

リールにラインを巻く時の最難関【下巻きの必要量】 算出方法を解説 新品のリール #4000(提供:TSURINEWSライター丸山明)

前提

・#4000汎用クラススピニングリールに糸巻き。
・カタログ値で糸巻量PE2号240mのスプール。
・PEライン1.5号を200m巻きたい。

この場合の、ナイロン2号での下巻量の算出方法です。

算出方法

2(号)×240(m)=480 (A)

480÷1.5(号)=320(m) 1.5号のスプール総糸巻量=(B)

320(m)-200(m)=120(m) 下巻き必要量(PE1.5号値)=(C)

120(m)×1.2=144(m) 下巻き必要量(PE1.5号値)をナイロンライン(1.5号値)に換算=(D)

2(号)÷1.5(号)=1.33 下巻きナイロン1.5号値を2号への換算値=(E)

144(m)÷1.33=108(m) ナイロン2号での下巻きライン必要長

下巻き方法

ハンドル1回転最大巻上値97cmとすると、0.9の調整値 87cm

108m÷87cm=124回転 下巻き完了です。

リールもラインもメーカーで違いもあり、製品に様々な誤差があること、また、換算値での計算です。また、糸巻のテンションでも差が出ることもあるとご理解ください。気に入らなければ、修正が必要になりますが、下巻きは一度完全にすれば、手を付けることがないものです。

お古のPEライン活用術

ちなみに、交換したお古のPEラインは、下巻き用にします。捨てないで保管しておけば役に立ちます。マーカー付きで同じ号数ならば計算の必要も手間もなく連続して巻くだけで、下巻き完了です。

リールにラインを巻く時の最難関【下巻きの必要量】 算出方法を解説下巻き用ボビン巻きとお古のPEライン(提供:TSURINEWSライター丸山明)

<丸山明/TSURINEWSライター>