釣りは理論が大事?それとも根性と気合いが重要?そんな永遠のテーマに、陸っぱりシーバスゲーム愛好家が挑んだ8時間の釣行をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
ボイルを狙い撃ち
後半戦のナイトゲームだが、場所を中流域へ移動した。明暗部を狙うためだ。さっそく目の前の明暗付近で激しいボイルが起こる。トップ、シンペン、フローティングミノー、I字系と試すが、何も反応しない。ベイトの数が異常に多く、もはやルアーには反応しない。このボイルを狙ってもダメだと確信。
早々に見切りを付けてボイルから離れた橋脚周りや建物から入る薄明かりを狙うことにした。ここでも小型バイブレーションを選択。
無心で投げる
ここでもとにかく無心に投げ抜いた。さすがに空腹でめまいがしてきたが、ヌルい釣りや流す釣りは今日は無理だと判断して、やはりここでも5~7gのバイブレーションを使った。
ブリブリ動かして、キレと動きで食わせる、攻めの釣りがしたかったのだ。そうでないと、気持ちが折れそうだ。
待望のヒットもバラシ
これが大正解だった。強気の攻めが効いたのか?ようやくアタリが来た!橋脚ギリギリだ。渾身の鬼アワセをかまし、格闘の末まあまあサイズのシーバスが上がってきたが、昼間の投げ抜いたダメージか?勝負を焦って強引に行き過ぎた。手前で痛恨のバラシとなってしまった。いつの間にか現れた対岸のアングラーも唖然。あれを逃がすか?というような視線が痛かった。
76cm大型シーバス手中
気を取り直して今度は沖の薄明かりを狙った。するとまさかの連続ヒット!時合いのようだ。気合いを入れ直して慎重に行こうとした。すると今までのシーバスとは桁違いのパワーが伝わってくる。コイか?と思ったがエラ洗いしたのでシーバスと確信!
重い、走る、暴れるで、体力が削られ、途中でランディングする自信がなくなったが、最後の力を振り絞った。実際は10分くらいだろうが、1時間くらいに長く感じた死闘もシーバスが弱ってきて、無事76cmのビッグシーバスをキャッチした。陸っぱりでは十分なサイズだろう。