簡単、釣りやすい、釣れた魚は美味しい。そんな4拍子の揃った釣りである穴釣り。この穴釣りはここ数日の「殺人的暑さ」を回避しながら手軽に楽しめる夕涼みの釣りにもってこいだ。今回は穴釣りが夕涼みのお手軽フィッシング向きの理由と、8月1日の福井県の敦賀~越前方面での釣行様子を併せて紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
37cmキジハタ登場
ライトで照らすとなかなかの大きさのキジハタ!計りはないけれど自らの靴と比べると37~38cm程か。元々神奈川~静岡中部までを主戦場にしていた私にとってはなかなか見ない魚。そんな背景もあり、今回はありがたくお持ち帰りに。
後程計測すると37cmだった。回収時の急な動きがリアクションバイトを誘発したのであろうが、まったりとした穴釣り予定で予想外の大物になった。
さぁもう1匹と気合いも入るが、2匹目のドジョウとはならずキジハタがヒットすることはなかった。しかしカサゴはポツリポツリと竿を曲げ、周辺のストックの多さを感じさせてくれる。
大満足の夕涼み釣行
釣り場に持ち込んだ水筒が空になり、遠くにポツンと佇む自販機の光が気になり出した頃に納竿とした。今回の釣果は37cmキジハタを筆頭に10~20cmのカサゴ11匹と、夕涼み釣行では文句なしの釣果となった。
根魚狙いの穴釣りは地域差もあるが河口域や余程奥まった所でない限りは比較的多くの場所で楽しむことができる。魚にも住みやすいところがあるようで一度釣れた穴は次回釣行でも釣れたりすることは多々ある。
そういったポイントを覚えておくと魚との遭遇率も上がるだろう。食べて美味しい根魚を釣れただけ持ち帰りたくなる気持ちもわかるが、小型のリリースや必要以上のキープを避け、明日の楽しみを残す考え方で是非とも釣りを楽しんでもらいたい。
暑い夏はいかに暑さを避けるかが重要ともいえ、夜釣りや朝マヅメの気温が上がり切る前の釣行などが肝となるだろう。夜釣りでもエサ、ルアー問わず楽しめる釣りは多くある。日中ももちろんのこと、夜間も暑さ対応含めた安全対策は万全に。
<永井航/TSURINEWSライター>