8月28日(火)、茨城鹿島新港の桜井丸からアカムツで出船。釣行記を交えつつ、茨城エリアでのアカムツの釣り方を解説していこう。
常連大絶賛の船長
4時ごろ港に到着すると、気温24度でさらに風が強く、薄着では寒く、沖の天候が不安になる。
櫻井正雄船長が来るまで常連2人にアカムツの魅力や、釣り方のコツを聞く。70代の佐々木勝昭さん(東京)は、昨年5月に釣りを始めた遅咲きのビギナー。しかし、メキメキと上達し、大会で優勝するほどの実力。
阿部髙之さん(茨城)は、マイボートでカジキのトローリングをしていたが、最近は深場釣りにハマり、仕掛けはすべて自作し、工夫をこらしている。
2人とも口をそろえて「船長がやさしく親切で、周りをよく見て対応してくれる」と言う。
いざ出船!
4時25分に船長と女将がきて、エサのホタルイカとサバを購入。45分ごろに出船。
女将に見送られて港をでると、思ったほど波はない。南東へ全速で向かい1時間半ほど走って、〝赤い宝石〟が潜む海域に到着。
最初のポイントは水深116m。仕掛けが着底と竿先に反応があり、期待しながら巻き上げる。やがて、赤い魚体が見え、船長がタモを持ってスタンバイ。しかし、上がってきたのはオキメバルで、みんなで苦笑い。
こまめに移動し、110~140m前後の泥底を狙う。なかなか本命はアタらず、釣れるのはサバやアジ、ドンコ。
ようやく本命ヒット!
7時20分、ようやく31cmの本命を阿部さんが上げる。潮が緩くなると、アタリは減ったものの、8時10分に佐々木さんに29cmがヒット、9時半には阿部さんが31cmを追加。
泥底を抜けるとエサをついばむアタリで、珍しいツボダイ。流し変えると本命らしいシグナルは増えるが、食いが浅く、なかなかハリ掛かりしないもどかしさが募る。
それでも後半、33cmと、29.5cmを1尾ずつ追釣して沖上がり。この日は、珍しくサバの猛攻を受けることなく釣りができた。
本日の釣果
釣果は、29~33cm2~3尾とオキメバル、ツボダイ、アジほか多彩なゲスト。
2人とも「魚が上がってくるまでのドキドキ感が楽しい」と、笑顔でしめくくった。