コロナ禍以降、釣りはアウトドアで行う安全なレジャー・スポーツということで、あらためて多くの人から脚光を集めている。中でも管理釣り場のエリアトラウトフィッシングは、手軽に安全に、さらに快適に釣りを楽しめるということで注目度が高い。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版・服部鱒宏)
釣ったら食べてみよう
トラウトはサケ目サケ科に属するサケの仲間で、代表的な魚にニジマス、ヤマメ、イワナなどがいる。冷水性の魚なので、自然界では水がきれいで冷たい川の上流域に生息している。
平谷湖ではこの他にブラウントラウト、ブルックトラウト、コーホーサーモン、ロックトラウト、サクラマス、イトウなどの魚種を放流している。養鱒場で栄養のあるエサを与えられ大切に育てられて放流されるため、食材としてもとてもおいしい魚だ。
おすすめの食べ方
トラウトの食べ方は、フライ、ホイル焼き、ムニエル、南蛮漬け、くん製など、さまざまな調理法があるが、この季節の一番おすすめしたい食べ方は塩焼きだ。平谷湖ではエサ釣りで釣り上げた魚は、塩焼きにして提供もしている。
竹串に刺し化粧塩をして、じっくり遠火で焼いた塩焼きは、かぶりつけばパリパリの皮とジューシーな身のハーモニーがたまらない。塩分も補給できるうえ、ビールにも合う。BBQコーナーを予約して、グリルで塩焼きを楽しむ人も多い。
調理はいたって簡単だが、竹串の刺し方にもコツがある。
キャッチ&リリース?キャッチ&イート?
キャッチ&リリースとは釣りを楽しみ、釣った魚にできるだけダメージを与えないよう優しく、そして感謝して水に戻すこと。
キャッチ&イートという言葉もある。釣って少なからず傷つけた魚を感謝していただくということだ。
平谷湖では、ルアーフィッシングをスポーツフィッシングと考えて、平谷の自然の中で魚との対話を楽しんでほしいと考えている。ルールではキャッチ&リリースを基本に定め、チケットの種類により持ち帰り可能な匹数を決め、範囲内で持ち帰って食べていただくことも推奨している。生きのいいプリプリのトラウトが釣れたら、ぜひイートしてほしい。
<週刊つりニュース中部版 服部鱒宏/TSURINEWS編>