カヤックフィッシングで『メジロ』キャッチ 20分間の激闘を制す

カヤックフィッシングで『メジロ』キャッチ 20分間の激闘を制す

カヤックシーズン開幕!私の住む四国地方にもイワシの群れが入り、ハマチ~メジロクラスが回遊してきた。今回は情報を得た著者がシーカヤックで狙い、カヤックを引きずられながらメジロをキャッチした釣行の模様をリポートしたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターNoni)

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Noni

1980 年、香川生まれ。2 児の父。瀬戸内海でのカヤックフィッシングを中心に、ソルトゲームを楽しむ。

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船釣り シーカヤック

カヤックフィッシングのシーズン

カヤックフィッシングにもシーズンオフがある。厳密に言えば年中できるのだが、水温の下がる冬場はとても難しい。暖かくなるとカヤックアングラーたちは水温や海況をチェックしながら、海の中の春の訪れを今か今かと待ち望んでいる。

そして今年も4月下旬からSNSもマダイの乗っ込みを中心に活気づいていた。迎えたゴールデンウィーク、こちら四国地方は天候にも恵まれ、筆者の周囲のカヤックアングラーから青物が釣れていると情報をいただいた。イワシの群れが入り、それに付いてハマチ~メジロクラスが回遊しているとのこと。

今回は情報を得た筆者Noniが青物狙いで出撃したカヤック釣行記となる。

いつもとは違うルアーセット

カヤックフィッシングで『メジロ』キャッチ 20分間の激闘を制す青物用に準備したルアー(提供:TSURINEWSライターNoni)

普段のカヤックフィッシングではマダイ、底物メインで行うため、もっぱらタイラバやバーチカルに使うSLJ用ジグを持っていくのだが、今回は早朝の青物にターゲットを絞り、使い慣れないプラグやキャスティング用のメタルジグをかき集めてボックスに入れた。

いつもとは違う海の様子

カヤックフィッシングで『メジロ』キャッチ 20分間の激闘を制すベタ凪の海(提供:TSURINEWSライターNoni)

瀬戸内海は穏やか。この日も微風で穏やかな凪だった。

ところが、出艇して5分ほど漕ぎ岸から少し離れるとカヤックの周辺でボコッボコッとボイルが!!小魚が追われている様子も見えた。こんなに活気にあふれる海は最近では珍しい!

ファーストキャストでヒット

こうしちゃいられない!すぐさまメタルジグを付けてキャスト!高鳴る胸を抑えつつ、フォールからシャクって巻いてフォール、シャクって巻いて……。回収しようとしたところにいきなりガツンとアタリが!

重みを感じ、10秒ほど走ったが「すごい引きだ!」と思った途端にバラした。アワセが不十分だったのかと反省。とても悔しい。そこからしばらくアタリがなくなってしまった。

カヤックジギングの秘訣とは?

相かわらず周辺ではボイルがあるものの釣れる気がしない。そんな中、同日同じ場所で浮いていた先輩カヤッカーのところへ近づくと、なんと既に血抜き中だ!そこで本日のヒットパターンをご教授いただいた。

水深30mくらいのラインにジグを落とし、タイラバなどよりは早いテンポでただ巻きするらしい。秘訣は「周囲のボイルにとらわれず、誘惑に負けずに巻き続けること。」とのこと。

うっかりボイルに向けて数投浮気をしてしまったが、根気よく落として巻いてを繰り返した。するとその釣りを開始してから30分ほど経ったとき、着底直後にヒット!これまたとんでもない引きだ。

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