今回は開幕好スタートを切った東京湾の船マダコ釣りに注目。エギでの釣りとテンヤを使った釣り方が代表的だが、今回はテンヤマダコ釣りの基本について解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
テンヤマダコ釣りタックル
近年、竿とエギを使った釣りも注目されているが、基本的には専用テンヤ50号にカニなどを縛って狙う。通常、貸し道具(下図参照)は船宿に常備されており、費用も乗船料に含まれることがほとんど。クーラーひとつで楽しめる。
エサはイシガニが一般的。しっかりと木綿糸でテンヤに縛る。根周りなどを攻めるので、ぶつかっただけでエサが外れてしまわないよう、がっちり固定することが大切だ。また、タコベイトや集魚板などを付けるなど、アピール方法を工夫するのもいいだろう。
釣り方
基本的にテンヤは船下に下ろせばいい。着底したら小突きを開始。テンヤを底から離さないように、指にかけたミチイトを3~10cmほどの幅で小刻みにシャクって動かす。
ひん繁に新しい場所にテンヤを入れ直すため、20~30回ほど小突いたら、一度大きく聞き上げて、再度落とすようにする。
根周りの場合、起伏に合わせて小突かないと根掛かり必至。そのため、掛けバリを立て気味にして、まめに底ダチを取り、上下に小突くようにする。それでも根掛かりした場合は、強く引かずに軽めに引いては緩めたりしてみよう。
小突く指先にジワッと重みを感じたら、腕を海面に向けて大きく伸ばし、ひと呼吸待って鋭くミチイトを上げて大アワセ。そして、ミチイトを張ったまま腕を下げずスムーズに手繰り上げる。テンヤバリにはカエシがないので、イトを緩めるとバラしてしまうので要注意。
携帯品
指サックは手釣りには必携。指を切らないためにも持参したいアイテムだ。ネットや網袋は、船宿で常備しているが、持参するならファスナー付き洗濯用ネットがオススメ。