大分県大山川でのアユトモ釣りで本命29尾 午前好調も午後の強風に苦戦

大分県大山川でのアユトモ釣りで本命29尾 午前好調も午後の強風に苦戦

5月20日に解禁している大分県日田市を流れる大山川に釣行してきた。当日の釣果は29尾とまずまずなのだが、午後からは一気にスローダウンとなり悔いの残る釣行となった。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・小関孝夫)

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淡水の釣り アユ釣り

大山川でアユトモ釣り

6月1日、九州各地がアユ漁解禁を迎えたが、どの河川も解禁日は混雑する事を考え、ひと足早く5月20日に解禁している大分県日田市を流れる大山川に釣行した。

大分県大山川でのアユトモ釣りで本命29尾 午前好調も午後の強風に苦戦大山川周辺略図(作図:週刊つりニュース西部版APC・小関孝夫)

当日の釣り場

思っていた通り明るくなっても釣り人の姿はなく釣り場は選び放題。まずは偵察をと、道の駅大山周辺から三隈川合流点まで見て回るが、午前7時の気温は15度と肌寒く偏光サングラスを掛けて川の中をのぞいてみると、石色は良し悪し確認できるもののアユの姿があまり確認できない。

そして少しは水温が高くなるであろうとの期待から最下流部の日田漁協下に釣り場を決めて入川することにした。

大分県大山川でのアユトモ釣りで本命29尾 午前好調も午後の強風に苦戦当日の釣り場略図(作図:週刊つりニュース西部版APC・小関孝夫)

アユトモ釣りはスタートが肝心

トモ釣りはスタートが肝心で養殖オトリから天然の野アユに入れ替えるのが重要なので、ここぞと思われるポイントに養殖アユを泳がせ1尾目を掛けることが、その後の釣りにつながる。

そこで水深が50cmほどで石がゴツゴツした平瀬に狙いを定める。泳ぎの弱い養殖アユなら流れのゆるい場所を泳がせるのが良いのだが、アタリの強い野アユはどちらかといえば流れの速い場所を好む。短時間で野アユを掛けるには平瀬狙いが良いので、釣座を構え仕掛けを用意。

大分県大山川でのアユトモ釣りで本命29尾 午前好調も午後の強風に苦戦大山川の様子(提供:週刊つりニュース西部版APC・小関孝夫)

当日の仕掛け

サオは操作性の良い8.5m、遊動式天上イト0.8号5m、水中イト0.175号3m、鼻カン6mm、鼻カン周りイト0.8号、逆さバリ2号、ハリは状況で6号、6.5号、6.75号の3本イカリを用意した。

大分県大山川でのアユトモ釣りで本命29尾 午前好調も午後の強風に苦戦当日のタックル(作図:週刊つりニュース西部版APC・小関孝夫)

開始早々3尾ゲット!

久しぶりのアユ釣りで緊張しながらもオトリをセットし、サオを寝かせた状態で瀬脇を下流から上流へ引き上げながら泳がせると早速野アユに追われる泳ぎ方が伝わってきた。そこでサオを立て気味にし、オトリを野アユに追われた場所で止めていると1尾目が掛かった。ゆっくりサオ起こし流れのゆるいところまで誘導してから引き抜き。タモに収まったのは17cmほどの黄色い追い星がしっかり出たアユ。

野アユに早速鼻カンを通し、掛かった同じポイントを泳がせていくと、またすぐに2尾目が掛かったが今度は小さい15cmほどのアユ。

同様にオトリを交換し掛かりアユが小さいので若干流れの緩い場所へ誘導して泳がせると目印を見失うような鋭いアタリが来てサオが弧を描いた。慎重に取り込むと21cmクラスの黄色いアユで開始早々3尾ゲットしてひと安心。

午前中の釣果20尾超え

しかし、この良型アユが鼻カンを通すと泳いでくれない。掛かりどころが悪いわけではないのだが泳がないアユにたまりかね一度曳き舟に入れた小さめの野アユに鼻カンを通して今度は下流の流れの緩いトロ場を攻めることにした。

しかし、この日の日田地方、天気予報とは裏腹に肌寒い状況が続く。カラリとした日差しが照れば良くなることを期待しトロ場を泳がせると、入れ掛かりまでとはいかないものの15~17cmのアユが掛かってきた。

トロ場での反応が良いことからサオを8.5mから広範囲を攻められる10mに持ち替え釣りを再開すると自分の立ち位置より対岸側のキワでよくヒット。釣れたアユを数えながら釣りをしていると正午を知らせる音楽が流れてきた。この時点で20尾は超えているので昼からの日差しを期待して昼食と長めの休憩をとることにした。

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