6月7日(火)と8日(水)の二日間、6人のメンバーで泳がせ釣りで巨大魚を狙う八丈島遠征を楽しんできた。両日とも10kgを超えるカンパチをキャッチしたので、その模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)
2日目スタート
風が収まった翌日は、朝から気合十分。だが、漁でのイカが獲れず、各船生きたアカイカは10杯ずつのみ。前日に使用して保管していた冷凍イカも使用して狙うこととなった。
5時にモヤイが解かれた。風は収まったものの外洋のウネリは大きく残り、この日も3m以上。そんななか、前日に行けなかった沖合のポイントを目指し、船は南下していく。
約50分でポイントに到着。水深130mでスタート。「ここは出ればデカいのもいるからね。ドラグはギッチリと締めておいてよ」と船長。
14kgサイズアップ成功
スタートから何度目かの流し換えで、ファーストヒットを捉えたのは私。明らかに前日よりもトルクのある引きに、グリップを両手で支えるのがやっと。電動リールでのスタンディングだったが、何度も巻き上げが止まり竿が伸される。それでも何とか姿勢を立て直して巻き上げ、船長に取り込んでもらったのは後検14kgのカンパチだった。
直後に桑幡さんの竿も引き込まれた。やはり前日とは魚の大きさが異なるようで、何度も巻き上げる手が止められる。それでも魚に主導権を与えず、無事に海面を割ったのは14kgだった。
20kg巨カンパチ浮上
この日のクライマックスは8時すぎ。水深140mのポイント。まず私が11kgをキャッチ。桑幡さんにきたアタリは竿がまったく立たない。何とかファーストランを引き留め、電動で巻き上げをスタート。途中、何度も強烈な引き込みに耐え、無事に海面を割ったのは、後検20kg。この遠征で最大のカンパチであった。
「電動でもやりとりをしたかったので、この流しから電動に替えておいてよかったです」とは本人の弁。
レバードラグでのフルスタンディングは、確かに魚との真剣勝負がより鮮明となるものの、電動スタンディングやウィンチスタイルなど、釣り手の体力や技量に合わせた釣り方で挑戦できることも泳がせ釣りの魅力だ。
桑幡さんは、その後も10kgオーバーを追加。この日は活きエサが潤沢ではないなかでも存分に八丈島での釣りを楽しめた釣行となった。