7月末と8月中旬、「今年こそ年無しクロダイを釣りたい」と大きな目標を掲げている小学5年生(11歳)の典明と的矢湾・三ケ所へ釣行した。この2日間の釣行で目標は達成されたのだろうか?
見事本命キャッチ!
約30分後にチャンス到来。典明のサオが大きく曲がり、ドラグの調整も良く無理なくやり取り。上がったのは46cmのクロダイ。「やった~」と、うれしさを隠せない。
15分後にまたしても典明のサオが曲がって、今度はなんと47cm。自己新記録で、最高の手応えを楽しめたようで、ご満悦の典明だった。
30分後、典明がかなりやり取りして上げたのはビッグなボラ。午後4時の納竿まで小サバと格闘しながら頑張ったが、本命は釣れなかった。今回は悔しい失敗を重ねたことで、かなり勉強でき進歩したと思われる。
8月にも釣行
8月13日、再び的矢湾・三ケ所へ釣行。前回に良型を釣ることができ、ちょっぴり自信をつけた小学5年生の典明。朝一番の渡船で、深江浦のカセにてスタートだ。
ダンゴの準備をして、期待を胸に仕掛けを作る典明。ステージ作り用のダンゴを6個ほど投入するとサバが集まり、エサ取りの活性は高い。
さしエサをローテーション
さしエサのオキアミをダンゴに包んでの1投目は小サバ。アケミ貝をパラパラまき、さしエサもアケミ貝で落とし込むとアタリ。さしエサの確認をすると、ハリから約10cmラインがでこぼこになっていた。フグの仕業だろう。
ズタズタのラインでは、本命が掛かった時にバラしてしまう可能性が非常に大きいと、カカリ釣り教室で正木則義氏から教わったことを思い出し、すぐ対応した。
着底してから魚にダンゴを割ってもらい、速い潮の流れを利用しながら、サオ2~4本分ラインを出して少しずつ送り込む。
さしエサはサナギ、コーン、オキアミをローテーションしながらターゲットに的を絞っていく。これが典明の作戦だ。