魚釣りで外道といえば、喜ばしくない魚のほうが多いんでしょうが、この魚だけは、もっと釣れてくれないかと思っちゃいませんか?磯ではイシダイ釣りの外道、他の釣りでは、船釣りで底を狙っているときの外道ぐらいでしょうかねー。その魚とはアカハタ。「赤っぽ」とも呼ばれていますね。鮮やかなオレンジ色の魚体に白い斑点をいくつか散りばめた、色鮮やかな魚です。造りもおいしいですが、煮付けが大好きです。ハタ系の魚ですから、味は天下一品です。
アカハタの下処理
ハタ系のこの手の魚の特徴はウロコが小さく、取りにくいところ。なので下処理には時間をかけることをお勧めします。
食べている時にウロコが歯に当たったら、味も損ないますからねー。私もウロコは大嫌いです。ということで、ウロコは念入りに取ります。
それからエラ、内臓を抜き取り、きれいに水洗いします。
ウロコ取りの秘策
頭の部分など、取りにくいところは熱湯をかけるのです。まな板を斜めにした状態にして、やかんで沸かした熱湯を魚全体に掛けます。反対側も同じように掛けます。
熱湯をかけることで、ウロコが立ち、取りやすくなるからです。
素早く流水で、魚の表面温度を下げてやります。触ってやけどしないように。
ウロコが立つとザラザラしますから、指の感触で分かるはずです。なるべく皮をはがさないようにして、ウロコのみ落としていくのです。
流水で冷まして鱗をとりやすします。
これだけやっていても、若干は残ってしまいますが、それは仕方ないことかなと。