この春は人的プレッシャーの高い大阪湾沿岸もメバルが好調なので、二週連続でメバリングに向かった。今回は、満月の大潮回り。海に一番光量が多い夜で、普通、難しいといわれる条件。しかし、なんのことなく釣れてしまうのだから、どうも調子が狂ってしまう……。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
持っておきたいシャッドテール
メバリングは静の釣り、止めの釣りがセオリーだと筆者は思っている。特に人的プレッシャーの高いアーバンメバリングでは、表層の巻きでは魚が出にくい。静かに表層をふわふわさせて、口を使わせる。これが近年自分の中では優先的なメバリングの手でもあった。
しかしメバルはもともとシンプルな巻きでも釣れてしまう魚だ。そして、イージーな日はとことんイージーで、むしろ派手めに見せてやった方が話が早い。シャッドテールの巻きで魚を集めて、フォールやポーズで食わせる。高活性で密度も濃い「なんでもパターン」みたいな状況に当たったときには、アピールが控えめなピンテールよりも、シャッドテールで決めたい。
ちなみに今回爆発的に釣れ続けたワームは、確かこの3年くらい、私自身の釣行でアジ以外の釣果がないものだった。しかし、その前に一度、「これメバル専用じゃないか?」というほど爆釣したワームである。釣れない時期があっても、やっぱりそのような実績のあるワームはケースの中に常に忍ばせておくものだと、今回は再認識した。
<井上海生/TSURINEWSライター>
大阪南港