本格的に春が訪れ、気づけば桜も舞い散る季節。水温の上がりやすい都市型河川では、そろそろナマズの活性も上がっているころだろう。そう思っていると、釣友のマサミチ君からラインが入った。どうやら彼も、考えていることは同じらしい。4月8日に訪れた日光川での釣りの模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
同ポイントで反応あり
ナマズはミスバイトの多い魚だが、むやみにハリ数を増やしてもトラブルが増えるだけ。また、目と口の距離が近いので、余ったハリが目を損傷させるケースも多い。長年試行錯誤してきた私の結論は、バーブレスのダブルフックをテール側に1本だけ。現時点ではこれがベストと考えている。
その後もポイントを休めながらキャストすると警戒心が薄れるのか、別の魚が入ってくるのか、退屈しない程度に反応がある。最初はラン&ガンの予定だったが、スタートが遅かったため時間もないので、今回はここで粘ることにした。
今後の荒食い期を楽しもう
その後はマサミチ君と私それぞれ3回ずつバイトがあったが残念ながらヒットには持ち込めず、午後10時に終了。私の釣果は1匹だけだったが、水面炸裂のバイトシーンだけでも十分に楽しめるのがナマズのいいところ。満足のシーズン初釣行となった。
ナマズは今後、初夏の産卵期に向けて荒食いを始める。トップゲームを楽しむには最高のシーズンだが、その一方でナマズにとっては産卵前の一番デリケートな時期でもある。この釣りを末永く楽しむためにもバーブレスフックを使用し、丁寧なリリースを心がけていただきたい。
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
日光川