前回の潮干狩りで今年の好調を知り味を占めた私と同じく、前回の潮干狩りで貝の味を占めた彼女。お互いの意見が一致し、4月3日に愛知県西尾市の一色海岸への潮干狩りと同岡崎市で行われていた桜祭りへのデート計画を立てた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
一色海岸で潮干狩りデート
一色海岸の潮干狩りは一昨年も2人で訪れた所。その時は大型ハマグリが沢山取れ、楽しく満足もして良いイメージもある。自然と今年も期待がかかる。
一色海岸は一色さかな広場というレストランや直売所が併設された施設があるため、不漁時のお土産や潮干狩り後のランチもできたりと、何かと都合が良いためオススメだ。
今回のプランは潮干狩りが11時頃からスタートとなるため、干潮の13時までにサクッと貝を取った後は一色さかな広場で昼食を食べて、岡崎まで移動。岡崎の桜まつりで花見を堪能するコース。
春満喫デートとして計画は良いが、天気は降水確率終日80%の雨予報……。幸いにも小雨のようなので潮干狩りは問題ない。雨の可能性を考えてお互い合羽を装備。合羽は雨だけでなく風も防げる上に、アウトドアレジャーを普段あまりしない人でも持っているのが強みだ。
行きの道中はずっと小雨。ついつい彼女からは弱音が出るも、現地に着くと雨は止んでおり、日頃の行いの良さが出ているわと2人でニコニコ。受け付けでお金と引き換えに網をもらい、いざエントリー!
早々にアサリがザクザク
まずは岸よりの適当なところで掘ってみると小アサリがザックザク!本当に熊手1掻きで7~8個は出てくる状態だ。小さなアサリが多いが、中には良い大きさのアサリやハマグリまでも交じり、とりあえずお土産確保。小さすぎるアサリは採らないでいたが、数が多すぎて掘りにくいため、少し沖に移動。
沖では先ほどのような掘りにくいほどの貝がいる訳ではない。しかし適切な所を探ると、大きめのアサリと数はなかなか出ないが大ハマグリもキャッチ!1つ出てくると近くにいるのでは!?となってしまい、周辺を掘り続けてしまう。
効率的な探し方
実際、1つあるとその周辺に1~4個隠れていることは非常に多い。ハマグリにとって過ごしやすい条件が揃っているのだろう。アサリも同じくで1つあると近くに似たサイズがいることが多い。
一色海岸でのコツとしては、ハマグリは干潟の凹地(潮が完全に引き切る寸前まで水があるところ)に多く、アサリはそれら凹地のカケアガリ周りに多い。筆者のそこまで多くない経験だが、何かしらの地形の変化があるところ、もしくは岩や人工物などの障害のあるところにまとまっているケースが多い(マテガイは開けた砂地or泥地で菱形の穴の中に潜んでいる)。貝が多く隠れている所はこのように比較的規則性があり、それが分かれば誰でも採りやすいだろう。
彼女もアサリはもちろんのこと大ハマグリを掘り当て満面の笑みだ。ハマグリもアサリも良く採ることができ満足での引き上げだ。アサリはある程度選別して選ぶも、若干小粒メインになってしまったのが唯一の心残り。それでも貝入れ袋は満杯!