長崎県平戸市・早福港の幸漁丸に乗船、春のヒラマサ狙いでジギングとキャスティングへ。タイミングよくベイトが入って、投げ続けていると経験上最大級のバイトに渾身のフッキングが決まり、20kg超えのメモリアルフィッシュを手中にした。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・末永駿也)
20kg超えのヒラマサに歓喜
けっこうな距離を走っていたため、魚の体力も消耗しているはず。油断は禁物なので、サオの曲がりとラインテンションに気をつけながら浮かせると魚体が見えた。デカイ。とにかくデカイ。明らかに20kgを超えている。
タモ入れの時はフックアウトしやすいため、息を合わせてランディング。一発で成功し船上へ上げる。歓喜のあまり思わず岩崎船長とゆうき船長と抱き合った。魚も疲労でバタバタともしないが、その大きさから醸し出される威圧感と迫力が勇ましく悠然と漂っていた。蘇生をしながら写真を撮り、船上で計測を済ませてリリースした。
こんな魚体に出会えるチャンスはそう多くはないと思う。ましてや自分のルアーに食らいつき、それをキャッチできる確率も決して高くはないと思う。それを可能にしてくれるのはやはり信頼できるタックルも必要だが、個人的に思うのは信頼し合える船長とその船は必要不可欠だと思う。
いろんな船や情報が飽和状態の時代だと思う。だからこそ自分の信じたことにはブレず、やり抜いていきたい。その延長線上で手にした魚はやはり感慨深いものがあると思う。
<週刊つりニュース西部版APC・末永駿也/TSURINEWS編>